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日常の先にあるもの  作者:


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1/1

プロローグ

女子高校生四人の日常の物語。彼女たちが行き着く先にあるものは。



「ねえ、こっちの袋」

「ん!ありがと~あれ、ココア買ったのだれ?」

「あ、わたし。ありがと」

「はーいどうぞ」

「あたしのガムは?」

「えー、これ?」

「そ、あんがと」


ガサガサとコンビニの袋を鳴らしながら、四人は砂浜を歩く。真冬の海、周りに人影は見当たらない。ただ、四人の足音と海の音だけが重なっていた。深夜、月の光と数少ない外灯だけが、彼女たちをぼんやりと照らしていた。傍から見れば、少しだけ素行の悪い子どもたち。彼女たちが何を考えてここに来たのかなど、知る人は誰もいなかった。


誰からともなく靴を脱ぐ。荷物を浜辺に放り出し、ざぶざぶと音を立てて海の中へと入っていく。四人そろって、みんなで海へと入る。


「はは!やっぱ冬の海ってつめたーい」

「ほんとだよ、正気じゃないね」

「いいじゃん、ちょっとくらい横道に逸れたってさ」

「きれいだね。きらきらしてる」

「月もまんまる!ふふ、私達のこと見てるみたい」

「…見てないよ、あたしたちのことなんて」



─その夜、四人の足跡は、波に消えた。

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