第1話 時給1500円という狂気
衆議院が解散総選挙と相成り、数々の政策が各党より出される昨今。
皆さんも新聞、テレビ、インターネットにて、様々な意見を耳にし、どこに投票しようとしているのか、お悩みの事かと思います。
鳥取県民として、初の県内出身者の総理大臣として盛り上がっています。
というのは嘘。全然盛り上がっていません。盛り上がっているのは、本当に一部の方だけです。
自分自身、何も期待していません。
せいぜい、「工事が遅々として進んでいない日本海側の高速道路に予算通せよ」くらいなものでしょうか。
そんな中、各党が発する政策の中で、個人的に一際注目しているのがこれ。
そう『時給1500円』というもの。
インフレ傾向にある中、給与が上昇するのは当然だと皆さんは思われるでしょう。
自分もその意見には賛成ですが、そのための“土台”が出来上がっていないのに、給与を上昇させると、確実に経済が崩壊します。
現段階で突っ走っても、間違いなくその先は地獄が待っています。
それを“農家の視点”から解説してみよう、というのが本作の趣旨です。
なぜ『時給1500円』が農家、農業を滅ぼすのか。
それをお教えしましょう。
いや〜、キツイっす! 『時給1500円』は!