表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/12

まずはこの時代の魔法

今の未来の魔法は基本魔術と呼ばれている。

というのも魔法は本来詠唱して戦うもの。

無詠唱でも使えるが、無詠唱は簡単に使うだけでも出来るが、扱い難しいのがある。

その理由は、一人で戦うなら別に無詠唱でも構わないが、詠唱なしだとなかまとの連携が取りにくく、どう動くのかがワンテンポ遅れたり、前衛も発動してから認知するようにしてると事故が起きたりする確率が高くなるからだ。

俺はそれを魔法の術式を解明し、脳で術式を描き、それを他の仲間にも見えるように魔法陣という形で宙に見えるようにして何を使うかわかるようにしたことでスムーズな連携を取れることに成功した。


そして、現代は魔法を魔術とよんでる理由だがそれは魔法の術式を改造して使いやすくしてるのだ。

もちろん、オリジナル魔法もあるみたいだが、魔法の術式構成を変えること、叉は変えたものは魔術と呼ばれるそうだ。

しかも、戦争がなくなったから弱くなってたとかそんなことはなく、逆に昔より鋭く強くなっていた。


昔はよくある「魔法使いは戦士には不利」問題というのがあった。

唱えてたり、無詠唱ですら発動が早くても戦士職の攻撃速度には負けていたため、普通に勝てないとされていた。

俺はそんなことがないようにしてたが、全員が俺のように出来ていたわけではない。

しかし、現代は違う。

魔術兵装「ウィザード」というのが開発されており、これが革命的だった。

簡単に言うと、特定のジェスチャーで自分の組んだ魔術が発動するため剣を振るより早くなっている。

例えば、親指と人指をくっつけるだけで高速発動、高速射出が行われていた。

何が恐ろしいかというと魔術の発動速度と魔術が相手にまで着弾する速度が一般的な戦士職のやつらより早い。

更に言えば、魔術の術式を更にいじくれば威力を落として、魔術の発射速度も早くすることが出来たりするのだ。

そして、ウィザードは様々な形が存在する。

杖、ローブ、腕輪、指輪、武器など様々な形があり、性能がそれぞれ違う。


何故、魔術と言われるのか理解した。

魔法と魔術は魔力を介して発動するという原理は一緒でもその使い勝手は別物だからである。

更に現代では戦争はなくても、魔術は競技化しており、誰でも気軽に研究し、戦えるものとなっていた。

魔術の世界大会なんてのもあるらしく、色んな国の強い魔術師が集まり、競う大会があるのだ。

俺の時代にもそういうのが欲しかったものだ。

しかも、今はファンタズムフィールドという致死に至る魔法ダメを受けたらフィールドから体が排出され、ダメージがなかったことにされるものが開発されていた。

より安全に競技を行うために開発されたらしい。

完全に平和ボケしてないことを見ると、人類はあの頃より進歩していた。

そう、派手な魔法の撃ち合いではなく、効率的に相手をより早く倒す魔術となっていたのだ。


「はぁ…この電気を使った機械という技術もすごいし、なんか俺って本当に時代にも取り残されているんだなぁ…」


俺はどこかやるせない気持ちになっていた。

そして、やることがなくなっていたと思っていたがとあることを閃いた。


「そうだ!魔王が悪さしてないなら、俺も魔術の大会に出たい!あの頃より強くなっているなら俺より強いはずだし、何より俺もこの時代の魔術を学びたい!」


そうと決めたら俺は魔術が学べる場所を探す。

そうすると、俺の年齢だと魔術大学というのがあるらしく、4年間学べる学校がありそこで入学出来るのが今年の4月かららしい。

今は3月1日で、全ての魔術大学の試験日が大体3月31日まであるらしい。

筆記試験と実技試験があり、それが合格基準に達すれば入学可能だという。

俺はとりあえず、まずは宿をさがし始めた。

が、俺は金がなかった。

なので、昔のように冒険者ギルドへむかう。

金がないとまず学べないからな。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ