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プロローグ
魔法使い、勇者、支援術師、戦士の四人と満身創痍の女魔王は相対していた。
「くっここまでか…」
そう女魔王が言うと魔法を展開しようとする。
「俺が魔法で対抗する! 」
魔法使いは魔法で距離を詰め、女魔王の腕を掴む。
「なっ!?」
「どうせ逃げようとしてるんだろ?逃さねぇぞ!」
しかし、女魔王が逃げようして使った魔法は転移魔法ではなかった。
「おい、アルセイル!それ時の魔法だ!離れろ!!」
勇者は知っていた。
過去に一度だけ見たことがあるからだ。
それは時間遡行の。
「離れろ魔法使い!」
「やだね!」
そして、二人は時の魔法によってその場から消えたのであった。