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味方が一番の敵

そろそろ完結…って流石に早いですかね?

走り疲れたら休んでまた走ろうと思います。

そう、ゆっくり書けばええんじゃあ

ダンジョン、遺跡、洞窟など呼び方は様々だか固定した概念が存在する。


まず、ある日それは突然に出現する。


その空間は生きている。


その空間は魔力を帯びてて、魔力によってランダムに魔物が発生する。


勿論だが帯びる魔力によっては協力な魔物が出現する。


そして最後に、核周辺にまで到達するとボスと呼ばれる他の魔物だと比にならないほど強いモンスターがいる


ボスを倒すと命乞いとして宝を置いていく。


宝を受け取ったらポータルが出現し、ダンジョンは崩れる。


まぁダンジョンによっては多少の差こそあれどまぁ概念としてはこんなものだ。


俺の軍は他国との戦争や異界と呼ばれる所からくる魔物との戦争に明け暮れていて、たまに強すぎる他国のダンジョンを攻略していたのだが部下と隊長が優秀過ぎて出る幕はなかったから実質初めてのダンジョンだ。


このリンゴーク国はその恩恵を受けていて、異国の魔物は我が国が全て倒してしまうので比較的に安全だ。


しかし、なんの因果かダンジョンが発生しやすく、そのせいで多少の被害を受けているが、そのおかげで冒険者やギルドが多く、市場も発展してきている。


まぁ、多少の被害とはいってもたまにヤバいダンジョンも出現するのでその時は天災並みの被害を受けるのだ。




その為、今回の依頼のように少し異常を感じたダンジョンは調査という分類に分けられる。

調査の内容によってはランク付けがされ。

Cランク~Sランクまである。

過去にSランクのダンジョンが出現した事があったと言われているがその時は勇者が攻略してしまったとか。


今回調査するのはダンジョン名『ラトラス』

普通のダンジョンは名前が付かないので、なんとなく高級感がありそうなダンジョンだ。


ダンジョンに着くまでずっと変な手の繋ぎ方をしていた、推定年齢45歳のロリババアは

何かニコニコしていた。


後から依頼者に聞いたけど、エルフの年齢は人間の5分の1で進むらしい。


つまり、75歳で成人になるらしい。

…まぁエルフに年齢は聞いてはいけないという暗黙のルールがあるので平然を装う。


「ここがラトラスのダンジョン…って大丈夫か?マリー。もしかして怖じ気づいたのか?」

マリーを良く見ると何だか顔色が悪い。

もしかしてダンジョンとかには入ったことないお子様なのかもしれない。


「…いいや、何でもないよ…早く中にに入ろう」

そうして、ダンジョンを入る事にした。



コツコツとダンジョンを歩く音が響き、不気味なほど静かなダンジョンを捜索する。


───!!


魔物の気配を感じマリーを後ろに引く。


てか、良く考えたら、手を繋いだら戦いにくくないか?


「…マリー…何でも良いから魔法唱えられるか」

「…何でも良いの?」

「あぁ、光れば何でもいい」


マリーはぶつぶつと詠唱を始めた。

この詠唱の間は術者が最も無装備になる。

音は立て、詠唱中は術者を中心に魔方陣が展開し魔力が流れ光る。


魔物がどんどん近付いてくる。


足音がダンジョン内を振動させ、地震を受けているかのような感触に襲われる。


ギャラクシーオーガと…悪魔っぽいのが二体。


いきなりボス級の魔物が出てきた。


…これはアタリかもな。


「巨大な魔力を感じたと思ったらもしかしてあんたら?…そうは見えないけど…その術は危険だね」

「まぁまぁ良いじゃないか。後からボスが直々に来るんだから、私達はその間の時間稼ぎさ」

「とはいっても、あれどうやって止めるの?」

「…わんちゃんS?Aでも上位の冒険者だな」

「ネーム付き悪魔が何弱気になってんの?…とりあえず術者を潰す方針でいくか」

「あいよ!」


なるほど、奴ら人語を話す悪魔か。

生きてる年数が多く、強い力を持った悪魔が人語を話すと聞いたことがある。


…もしかして、俺、嵌められた?


ピンクの悪魔が地面をぶっ飛ばし距離を詰めてくる。

完全に別の物を想像してしまうような文章だが、破壊力はそれと一線を画す物だ。 

蹴った地面にクレーターが出来ている。

マリーを担ぎながら四方八方から降り注ぐ拳と足を全て避けきる。


全部がマリーに向けた攻撃だ


仕方ない…そろそろ、俺のマジデコピンの威力を見せる時が来たようだ。


ピンク髪の悪魔は一段と強そうな拳を見せる。しかし、多分それは本命ではなく、後ろの赤髪の悪魔が放つ魔法が本命なのだろう。


こいつは、俺が避けると思っているのだ。


俺は頭から受けにいき───その綺麗な額に強烈なデコピンを放った。


倒れるピンク髪の悪魔を見ると手が青紫色になっていた。


うわぁ…痛そう…と思い首根っこを掴み本命の魔法に対抗する盾として使う事にした。


我ながら最低だが、勝つためには手段を選んではいけないのだよ。


予想通り赤髪の赤髪はこいつを大きく避けた広範囲ビームを撃ってきた。


…もうすぐマリーの詠唱が終わるな。


一体何の魔法を使うかは分からないが、やっちまえよ!!


「…せよ…【弱体化】…」


その魔方陣は赤髪の悪魔ではなく俺の真下に設置されていた。


「ちょ…おまなにしてんすか?」

力が抜けて行く感覚を覚える

「……だって余裕そうだったんだもん」

「いやいや『だもん』じゃ無いのよ。俺が死んだらお前も死ぬんだぜ、今結構行けそうな雰囲気だったのに」


どうやら真の敵は味方だったようだ。


シリアスな雰囲気を見事に壊してくれた味方さんのお陰でギャラクシーオーガをデコピンを連続4発浴びせることで倒すことが出来た。

多分力はいつもの二分の一も出ないだろう。



悪魔とギャラクシーオーガを一人ずつ倒したので、これで、残るはギャラクシーオーガ一人に赤髪の悪魔が一人。


…仕方ない…悪魔に聞くかどうかは分からないが人間でいうところの女性に分類させられるやつだ。


わんちゃんあるかも知れない。


「おい、マリー……様。俺がギャラクシーオーガを倒した後、少し目を瞑っててくれないか?」


「えっ?どういう事?…まぁ良いよ」


ヨシッと心の中でガッツポーズをとり前に踏み出す。


デコピンという遊びは終わりだ。


真のデコピンをみせてやる。


ギャラクシーオーガが赤髪の悪魔を守るように前に出る。


赤髪の悪魔はピンクの悪魔盾によりほぼ無効化されている。


マリーと握っている手の親指と人差し指を放し──空気を弾いた。


ダンッ!!という衝撃と共に、ギャラクシーオーガは壊れる。


赤髪の悪魔が少し動揺した瞬間を狙い、ひたすら前を走る。


目の前まで来たら、ピンクの悪魔盾とマリーの握っていた手を離した。


その衝撃かマリーは目を見開いてしまったのは見ないでおく。


そして───


抵抗しようとする赤髪の悪魔の抵抗をさせないかのように細く白い腕を壁に押さえつけ。


ドンッ!!


そう!これぞ壁ド…あっちょっと勢い付けす…


チュ


唇に熱く柔らかい感触がした。

うーむ、いい匂いだ。まるでずっと、嗅ぎたくなるような…って違うぞ。

目を見開くと俺を映す綺麗な深紅色の瞳があった。

目線が合い、思わず口を引くと銀の糸が引き。

赤髪の悪魔は、力を抜いて、頬染めてしまった。

そして、目をぐるぐるにしながら倒れた。


うん…まぁ成功かな。


と汗をかきながらニコニコで振り替えると全てを吸い込む瞳がこちらを待っていた。


土下座を取っても靴をレロレロしてもこちらをじーと見るだけでだった。


そして帰ろうかと思い始めた頃。


ゾクッとするかのような悪寒に襲われた。


走馬灯かのようにとある記憶を思い出した悪魔がこのダンジョンのボスが直々にくると言っていたことを



それを証明するかのように、ゴゴゴゴゴという地割れのような音を立てダンジョンその物自体が変化しようとしていた。


さっきまで狭苦しいダンジョンはまるでボスモンスターがいる部屋かのように縦も横も広大に広がる。


瞬く間に、その部屋は魔石の光による反射で幻想的な空間になってしまった。


これはダンジョンでたまにしか見られない例外。


強制的にダンジョン内の何処かが核(ボスモンスター部屋)に早変わりする例外だ。

要するに、ダンジョン内を核が移動するという例外。


因みに、一度核の周辺まで来たら、ボスを倒さない限り出ることは出来ない。


つまり───


ガァァァァァァァアア!!!


あの怪物を倒さないと出ることは不可能なのだ。


褒めれば褒めた分だけ文を書くスピードが上がる予感がするんですよ

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