約束
ラトリスがカグラを手に入れた翌日、
「さて、一旦帰るか。」
と、ラトリスが言った。
「待ってくれ、ラトリス殿。今帰られると困るのだが?」
レイナードはラトリスを引き留めた。
「一応今は休暇中なんだ。休みたいんだよゆっくりと。」
「そういえば今日と明日は休みでしたね。」
「流石に疲れているから休みたいんですけど。」
「城でゆっくりとすれば良いだろう?」
「気を使うだろう。ゆっくり風呂に入って、次の依頼のために英気を養いたいんだよ。」
「なら依頼を私が出そう。」
「城に滞在する依頼なら却下だ。」
「ララの遊び相手として依頼したい。」
「友達と遊ぶのに一々許可がいるのか?」
「兎に角、あと五日だけ滞在してくれ。頼む。」
「なんであと五日なんだ?」
「シュラン王国から使者がやってくるからだ。」
「適当に流せば良いじゃないか。」
「そうもいかない。」
「じゃあ五日後にまた来るよ。」
「本当か?」
「信用しろよ。」
「解った、五日後にまた会おう。」
ラトリス達は城を出た。
「ラトリスさん、どうするんですか?」
「ん?」
「五日後にまた来るのは良いとして、恐らく戦いになりますよ、デュランダルと。」
「まあ、そうなるだろうな。」
「大丈夫なの?」
「五日間、みっちりトレーニングするさ。余り見られたくないからな。」
ラトリスはカグラを軽く叩きながら言った。
「頼りにしているぞ、カグラ。」
(お任せ下さい。)
ラトリス達は帰りがけ、ギルド協会に暫く依頼は断る旨を話した。ミクは残念そうにしていたが納得してくれた。
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