村の雑用 2
ラトリス達が杭打ちを終わらせた頃、マリアとレイナも戻ってきた。
「ただいま。」
「お帰りなさい、どうだった?」
「うん、すごい量の害獣だったよ。」
「なるべく退治してきたけど、まだ安心できないわね。」
「そう…お疲れ様。」
「ラトリスさんは?」
「まだ裏で薪割りをしてくれてるわよ。」
「あれ?柵の修理じゃ?」
「もう終わったらしいわよ、今日の分は。」
「もうすぐ食事よ。手を洗っておいで。」
「じゃあラトリスさんも呼んでくるわ。」
そう言って、2人で裏庭に出ると、物凄い量の薪が割られていた。
「ちょっ!ラトリスさん、やり過ぎですよ!?」
「ん?近隣に配る量も計算して割っているから、何の問題も無いだろう?」
「あぁ、配るのね?」
「そりゃこの量を使い切るなら、3年はかかるだろうな。」
「もうすぐ御飯ですよ。」
「そうか、解った。」
そう言って、3人で裏庭にある井戸で手を洗い、中へ入っていく。今日の夕食はカレーのようだった。
「それじゃいただきましょうか。」
「「「いただきます。」」」
そう言って、食べ始めた。
「ラトリスさん、味はどうですか?」
「んぐっ。とても美味しいですよ。」
「良かった。おかわりもありますから、沢山食べて下さいね。」
「有難う御座います。」
「いやぁ、ラトリス君がいてくれて、本当に助かっているよ。」
「少なくとも1週間はかかる仕事が1日で終わったからな。」
「マリアとレイナも害獣駆除お疲れ様。」
「大した数ではなかったよ。」
「実際どれくらい倒したんだ?」
「ゴブリンが200位と、スチールバイソン30匹位。あとはガルムシュバインが70頭と、ストロングベアーを80頭かな?」
「ぶっ!」
マリアの父親は吹き出した。
「お父さん、汚い。」
「いや、それだけの獲物、どうしたんだ!?」
「主要な部位は剥ぎ取って、食べられるのは異空間に保存してるわよ?」
レイナが付け加えて言った。
「村の保存庫に明日入れるつもりですよ。」
「そっ、そんなに大量に討伐してくれるとは。」
「以外と楽だったわよ、ねえ、マリア?」
「スチールバイソンだけかな?探すのが大変だったけど。」
「ラトリスさん、一体どんな鍛え方したんですか?」
「もぐもぐ、ゴクン。2人の努力の結果ですよ。私は基礎を教えただけです。」
「そっ、そうですか…」
そんな話をしていると、夜も更けていった。
読んでくださっている方々、有難う御座います。




