表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
弱小ギルドの最強英傑(ラトリス)  作者: ミュウ
出会い編
6/138

ただいま特訓中 その1

6話目です。宜しく!

ラトリスから渡された魔法の下着を二人が使用し始めて1週間がたった。最初に感じていた倦怠感や重力にも慣れて、二人は言われたトレーニングを今日もこなしていた。

「確かに1週間で慣れはしたけれど…」

「本当に強くなってるのかしら?」

二人は半信半疑だった。

と、そこへラトリスがやってきた。

「今日で1週間たったな。体の方は大丈夫か?」

「大丈夫です。」

「でも、こんなので本当に強くなってるの?私達、言われたことしかしてないけど?」

「無理に強くなろうとして無理して体壊すのは馬鹿のやることさ。むしろ、あのトレーニングを毎日やる、約束を守ることに意味はあったんだよ。マリクとレイカの二人はそれさえ出来なかったんだからな。だから3年もかかったんだ。あと二ヶ月と三週間、真面目に訓練すれば、見違えるように強くなれるさ。」

「うーん、どうなのかな?」

「先が見えないなぁ。」

「まぁ、今日から新しいことをやってみるか。」

そう言うとラトリスは、二本の巨大な棒を二人に渡した。

「何ですか、これ!?すごく重いんですけど!?」

「ふっ、普通の重さじゃない!」

「それで素振りを、午前中に百回。出来るようになったら百回ずつ追加な。最大千回でいい。出来るようになってくれ。」

「ひゃ、百回!?」

「そんな無茶な!?」

「言ったろ?無茶はさせる、無理はさせないって。早くやりなよ。出来なきゃ飯抜きだ。」

「「ひぇぇー!」」

二人は死に物狂いでゆっくりながらも百回をこなした。


その日の昼、裏庭で、

「昼からは魔法の特訓だな。」

「ちょっと、ラトリスさん。」

「何だよ?昼飯は食べただろう?」

「少し疲れたから、昼からは休みたいんだけど?」

「安心しろ、休みながら出来ることしかやらない。それでも疲れているのか?」

「かなり…くたくたです。」

「仕方ないなぁ…。キュア!」

中級光魔法キュアが二人を包む。一瞬にして二人の疲れはとんでいた。

「これって…」

「中級魔法のキュア?でも、状態異常を直す魔法なんじゃ?」

「キュアは極めると、あらゆる状態異常をも直せる魔法だ。勿論疲労も状態異常扱いされているから治るんだよ。普通の人間は知らない事らしいけどな。でも、これで昼からの特訓も問題なく出来るな?」

「はい。なにをするんですか?」

「今日のところは、魔力操作からだな。」

「え?」

「そんな初歩から?」

「キュアの本質も知らない二人には丁度いい事だと思うが?それに唯の魔力操作じゃないからな。右手人差し指に魔力を集中させてみろ。」

二人は言われた通り魔力を集中させた。

「その魔力を左手人差し指に触れずに移し替えてみてくれ。」

「「はあ!?」」

二人は驚いて悲鳴を上げた。

「何で悲鳴を上げるんだ?」

「無理でしょ!?」

「そんな事出来るわけが!?」

そこまで聞いてラトリスは、右手人差し指に魔力を集中させ、光の球体を作り出し、それを左手人差し指へと飛ばして見せた。

「これが第一段階。第二段階は…」

ラトリスは今度は体を大きく開き、右手に魔力を集中させる。その魔力をそのまま一瞬にして左手へと体を通して移動させた。

「これぐらい出来たら、魔力操作の特訓はほぼ完了と言ってもいい位だな。」

と、軽々言ってのけた。

「嘘…」

「そんな簡単に言ってくれちゃって…」

「因みに、俺は三日でやらされたからな。」

「三日で!?」

「そんな馬鹿な…!」

「まあ、1週間やってみな。魔法の基礎から鍛えるなら、この特訓は丁度いいからさ。」

そう言うと、ラトリスは家の中へと戻っていった。

そこから1週間、二人は真剣に特訓を行うのだった。

中々文章をまとめられないので、短い話がしばらく続きます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ