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弱小ギルドの最強英傑(ラトリス)  作者: ミュウ
ギルド対抗武道大会編
59/138

会場へ

宿屋に料金を支払ってあとにすると、既に昼前だった。

「全く、お前達には緊張感が無いのか?それともただ図太いだけなのか…」

「うぅ、済みません。」

「それだけ疲れてたって事なのかしら…こんな事始めてよ。」

「もう試合が不戦敗で終わっていたりして…」

「それは嫌ですね。」

「大丈夫、昨日の最終試合が俺たちの戦いだったから、時間的に余裕はあったはずだ。」

「そうですよね。」

「もし遅刻と言われても、時間も決めないで来いとか言うギルド協会が悪い。俺達のせいじゃない。」

「確かに、対戦相手も決まってないですもんね。」

5人は屋台で適当に買い食いしながら、会場へと向かう。歩きながら、ふと周りの声を聞いてみると、

「おい、あれって…」

「あぁ、“天の子猫“だ…」

「あの“鋼魔“、“破壊王“、“白い花“を倒したっていう…」

「すげえ、本物だ!」

等、声が聞こえてきた。

「私達って、そんなに有名なんですか?」

「そりゃ、有名ギルドを倒しまくってるからな。名前位あがるさ。それより…」

ラトリスはみんなを見て、

「今日はどうする?ミーア、戦ってみるか?」

「出来れば遠慮させていただきたいと。」

「えっ、どうしてですか?」

「元々バトルメイドは、戦うことを目的としておりません。いざというときに戦うものですので…」

「うーん、ミーアさんの戦い方、見てみたかったなぁ。」

「そうね、でも無理強いは出来ないもの。」

マリアとレイナは残念そうにしていた。

「じゃあ今日は誰が戦う?」

「私が行きますよ。」

マリアが手を挙げる。

「昨日、一回しか戦って無いんですから。」

「相手が棄権しちゃったものね。」

「そうだな…任せるか。」

そんな話をしていると会場についた。受付に向かうと、

「お待ちしておりました。直ぐに戦いが始まりますよ。」

受付嬢からそう言われた。

「相手は何処のギルドだ?」

ラトリスが聞くと、

「ギルド“魔法研究会“です。」

そう伝えられた。

「“魔法研究会“、まだあったのか…」

ラトリスは少し驚いた声をあげた。

「ラトリスさん、知っているんですか?」

「10年前のギルド対抗戦の優勝ギルドだ。」

読んでくださっている方々、有難う御座います。

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