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弱小ギルドの最強英傑(ラトリス)  作者: ミュウ
依頼編
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フィリアでの一幕

その後は何事もなく王都に着くことが出来た。

「無事に着いたわね。」

「うーん、馬車って疲れますね。」

「皆さん、お疲れ様でした。」

「腰が痛いよぅ…」

それぞれ思いを口にする。

「有難う御座いました。報酬です。」

モリーが報酬の入った袋をラトリスに渡す。中を確認して、

「有難う…」

ぶっきらぼうにラトリスが答えた。

「出来れば帰りもお願いしたいところなのですが?」

「悪いが他をあたってくれ。子連れには厳しいんだろう?」

「あの子のお陰で命拾いしましたからね、もうそんなことは思っていませんよ。」

「…何日後に出発するんだ?」

「早ければ今日中ですな。」

「泊まる用意はしてないからな、早めに頼む。」

「おぉ、解りました。早めに商談をまとめてきます。」

「じゃあ、ギルド協会にいるから。」

そう答えて別れた。

「ラトリスさん、帰りも受けるんですね。」

「まぁ、頼られるのは悪くないからな。」

「でもこのままいくと、夜になるわよ?大丈夫なの?」

「それが狙いさ。お前達が夜の戦い方を覚えるためのな。」

「そうですね、夜は戦ったことがないですもんね。」

「視界が悪い中で、どれだけ戦えるか見せてもらう。」

「解ったわ。フォローは宜しくね。」

「お兄ちゃん、お腹空いたよぅ」

ミーナのお腹がクーとなった。他の4人は顔を見合わせて笑った。

「よし、腹ごしらえになんか食おう。ミーナ、何が食べたい?」

「オムライス!」

「解った、一番美味いオムライスを食べに行こう。」

そう言って歩き出した。


着いたのは、城の食堂だった。

「ラトリスさん、一番美味しいオムライスって言ったわよね?」

「ん?あぁ、そうだよ。」

「なんでお城に来てるの!?」

「あれ、知らなかったのか?ミーシャのオムライスは絶品なんだぞ?」

「知らないわよ、そんなこと!勝手に入って、食事だけして帰るなんて、失礼にも程があるわよ!?」

「あまり気にするな。」

「お待たせしました。オムライスです。ミーナ、お腹いっぱい食べてね。」

「わーい、いただきます!」

「ミーシャも嬉しそうだろう?」

「まあ、そうよね。」

「そこで納得するの!?レイナ、騙されちゃ駄目だよ!」

オムライスを頬張って、嬉しそうなミーナだった。


食事が終わって、お茶を飲んだら直ぐにギルド協会へと向かう。すると、

「“天の子猫“の方々ですよね?」

受付嬢から声がかかった。

「そうですけど、何かありましたか?」

「今からフィリンに戻られますか?」

「依頼を受けて、商人達と一緒に帰るつもりですが?」

「良かった、もしよろしければギルド協会からの依頼も一緒に受けてもらえませんか?」

「依頼って、内容によるのだけれど?」

「簡単です。この手紙を支部長のドルトムントさんに届けて欲しいだけです。」

「それくらいなら、解りました。お受けします。」

「助かります。」

そう言って、マリアは手紙を受け取った。

「おぉ、“天の子猫“の皆さん、お待たせしました。」

モリーが慌ててやって来た。

「こちらの準備は出来ていますが、そちらは?」

「いつでも大丈夫ですよ、ねぇ、みんな?」

みんな頷いた。

「では出発しましょう。夜になりますが、大丈夫ですかな?」

「初めての夜の戦闘になるかも知れませんが、大丈夫です。油断はしませんよ。」

マリアが付け足していった。ラトリスもいるし、大丈夫だとは思っていたが、内心は少し不安だった。しかし、それをあまり顔に出してはいけないとも思っていた。そうして一行は再びフィリンに向けて進んだ。

読んでくださっている方々、有難う御座います。

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