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弱小ギルドの最強英傑(ラトリス)  作者: ミュウ
ラトリスの過去編
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ラトリスの過去 その10

今回で過去編を終わります。書くのがしんどい。

「…」

「ラトリスさん、その後はどうなったんですか?」

マリアが聞いた。

「…ドラゴンを退治し終えた後、城に戻って、マリクとレイカの葬儀をしたんだ。その時に、ミーアが小さな女の子を抱えていて、それがミーナだった。」

「私は確かにママの子じゃないけど…そんな理由があったんですね。」

「クエストに連れて行っていなかった二人のあの荷物はなんなの?」

「勝手に拾ってきては入れていた、ただのガラクタだっていったろ?それでも大切だから、保管してたんだ。」

「大切な物?」

「形見の品になったからな。」

そう言って、また席を外すラトリス。暫くして戻ってくると、手には手紙が握られていた。

「読んでみろ。マリクとレイカが書いた遺書だ。1週間毎に書かせていた。何があるか解らんからとな。」

四人は手紙を読んだ。そこには、

“ラトリスさんへ

これをあなたが読んでいると言うことは、俺達になにかあったんだと思います。何から書けばいいのか解らないけれど、今考えていることが二つあります。一つは、妹達をこの街に呼ぼうと考えています。まだ13歳だけど、とても辛抱強い子達です。俺達なんかよりもね。マリアとレイナって言うんだけど、いつかあってやって欲しい。二つ目は、俺達、結婚しようと考えています。まだクエストにも行っていない、半人前な俺達だけど、大切な人同士で結ばれるのは良いことなんじゃ無いかって思うから。きっと、反対するかもしれないけどな。今書けるのはそれくらいだけど、何かあったら妹達を宜しく頼みます。

追伸・いつか呼び捨てに出来るような間柄になりたい。そうだろう、ラトリス。“

そう書かれていた。四人は泣いていた。

「兄さん達…」

「こんなことを…」

「二人が来るかどうか解らなかったけど、取りあえず2年間待ってみたんだ。あの日、俺がギルド協会にいた理由はそれだった。」

「でも、“天の猫“が潰れた理由は?」

「同じ志、“困った人を助ける“、それが出来そうな人間がいなかったからだ。」

「そう。」

ラトリスは冷めたお茶を飲んだ。

「その後は二人は知っているから話さない。ミーア、ミーナ。二人に聞くといい。」

「大変な事になっていたんですね。私はあの後城を出てしまいましたので、詳しいことは解りませんが、城の方も大変だったのでは?」

「いや、城に被害はなかったからな。寧ろ、街の被害は尋常じゃなかったけど、今を見れば解るだろう。近々連れて行ってやるよ。」

そう言って、ラトリスは話はお終いとばかりに部屋へ帰ってしまった。

「レイナ、私達…」

「えぇ、恐らくドラゴンと戦える様にあの特訓を受けたのね。」

「…もしドラゴンが現れたら、その時は…」

「いつでも戦える様にしておかなくちゃね。ラトリスさん1人に任せられないわ。」

そう言って、決心を新たにした2人だった。

なんか未完成品みたいですが、作者の想像力はこの程度です。読んでくださっている方々、有難う御座います。

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