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弱小ギルドの最強英傑(ラトリス)  作者: ミュウ
ロキシス誕生編
129/138

眷属対決大会前

手紙が届いた一週間後、ラトリスとロキは眷属対決の会場へと来ていた。

「沢山の神や天使がいるなぁ。」

「そっか、あなたにはアテナ様以外紹介していなかったわね。今回出る神は、四十人よ。」

「えっ?それ以上にいるのに?」

「まあ大抵の神は、自身の眷属対決に興味ないから、見学に来ているだけなのよ。」

「じゃあ、前のロキもそっち側だったのか?」

「残念。私は完全に興味なかったから、見にも着て無かったのよ。」

「ということは?」

「この大会で何が行われているか全く知らないわ。」

「だから余り乗り気じゃなかったのか。」

「それもあるけどね…」

ロキはラトリスを見つめて、

「私はあなたに強くなって欲しいけど、誰かと戦って欲しい訳じゃ無いから。」

「ロキ…」

と、そんな話をしていると、

「おや、ロキじゃ無いか。ここで何をしているのかな?」

1人の神がその眷属と思われる天使を連れて、こちらへやって来た。

「ロキ、この人は?」

「あぁ。アポロン、久しぶりね。」

「眷属をもたない君がいるところじゃないんじゃないかい?」

「残念ね、アポロン。私にも眷属が出来たのよ。」

「まさか…その人間じゃないだろうね?」

そう言って、ラトリスの顔を覗き込む。

「そのまさかよ。ラトリス、挨拶なさい。」

「初めまして。」

「ぷっ、あははは!この大会に、人間の眷属とはな!ロキ、君も落ちぶれたものだな!」

ラトリスはカチンときたが、黙っていることにした。

「丁度いい。我が眷属のミカエルを紹介しよう。ミカエル、こっちへ。」

「はい、アポロン様。」

やって来たのは、女性の天使だった。

「彼女は優秀でね。私の後継者になれる程の実力者だ。」

「アポロン様、それは言い過ぎですわ。」

「そんな彼女と戦う覚悟が君にあるのかい、ラトリス君?」

「…やってみなけりゃ解りませんね。」

ラトリスはそう言った。

「当たったときに考えます。」

「それもそうか。楽しみにしているよ、1人で勝ち抜ければ、ね?」

そう言って、アポロン達は去って行った。

「…」

「どうしたの、ラトリス?」

「いや、強さが解らなかった。本当に強いのかな、あのミカエルって天使。」

「さあね。でも、楽しみ何じゃ無いの?」

「え?」

「なんか嬉しそうな顔してるじゃない。」

「そうかな?」

2人は会場の受付へと進んでいった。受付嬢が軽くあいさつして、

「ロキ様、眷属の方は本当にお一人なのですか?」

「えぇ、何か問題でも?」

「他の神は5人揃えておいでです。危険なのですよ、この大会は。」

「この子が出たいって言ったのよ。その意思を尊重してあげたいのよ。」

「解りました。ラトリス様、お気をつけて。」

「有難う。」

その後直ぐに対戦相手が決まり、眷属対決の火蓋が切られた。

読んでくださっている方々、有難う御座います。

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