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弱小ギルドの最強英傑(ラトリス)  作者: ミュウ
ロキシス誕生編
128/138

眷属対決

ラトリスが地獄を攻略して6年後、その間もロキと特訓を繰り返していた。

「ふっ、はっ!」

「ふふふ、まだ遅いわ!」

ロキの一撃で、ラトリスは吹き飛ばされた。

「ふう、相変わらず容赦ないな。」

起き上がって、ラトリスはロキを見る。

「あなた、本気を出してないでしょう?」

「今の全力だ。じゃなきゃ、リミットで動くことすらままならない。」

「確かにそうね。食事にしましょうか。」

「あぁ。」

そう言って、二人で家に入っていく。すると、1羽の鳥が飛んできた。

「ロキ、あれは?」

「あら?珍しいわね、あれはアテナ様のところのだわ。」

ロキは手を前に出した。鳥はロキの手に止まり、

「ロキ様、お手紙です。」

と、話した。

「しゃべれるのか!?」

「そりゃね。フェニックスも話していたでしょう?」

そう言って、ロキは鳥の足に取り付けられていた手紙を外して中を読む。少し顔が引き攣ったのを、ラトリスは見逃さなかった。

「ロキ、何かあったのか?」

「…そう。ついにこのときが…」

そう言うと、ロキはラトリスに手紙を渡す。中を読むと、

「眷属対決の時期が来ました?」

そう書かれていた。

「眷属を持つ神同士の戦いのことよ。」

「これが来たってことは、俺も出れるのか?」

「えぇ。でも、危険だわ。」

「?」

「神は出場できないから、あなた1人の戦いになるのよ?」

「それがどうした?」

「眷属が数百人居る神もいるのよ?そんなところと当たったら…」

「大丈夫だろう?だって、出場は五人までって書いてあるし。」

「それでもよ。」

「俺は負けるつもりはないし、勝つための努力もしてきた。頼む、ロキ。やらせてくれ。」

「…」

ロキは少し考えて、

「…解ったわ。でも、無茶はしないでね。」

「あぁ。」

「出場でよろしいですね?では、日時は追ってお知らせ致します。」

「えぇ。」

そうして、戦いに向けて更なる特訓を重ねるのだった。

読んでくださっている方々、有難う御座います。

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