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弱小ギルドの最強英傑(ラトリス)  作者: ミュウ
ギルド対決編
12/138

料理の時

短めです。宜しく!

ラトリスが作ったキャンプはとても素晴らしいものだった。さすがにベッドは無いが、しっかりと踏みならされた地面に草をひき、その上に寝袋が三つ敷いてあった。その寝袋の中央には、焚き火があった。その焚き火の周りで三人は話をしていた。

「まあ、クエストもあと一つだし、残り二日間も頑張ろうか。」

料理の準備をしながらラトリスが言った。

「あのぅ、ラトリスさん…」

「ん?どうした?」

少し遠慮しがちにマリアがいった。

「私達も料理をしたいんですけど?」

「そうよね。私達も少しは料理の腕に覚えがある方なのよ。たまには料理がしたいわね。」

レイナがウンウンと頷いていた。

「そうかぁ。じゃあ頼むか。」

と、ラトリスは料理から手を離した。

「材料は出してあるけど、調味料関係で足りないものがあったら言ってくれ。俺は二人の料理中に、魚でも釣ってくるよ。」

そう行って、直ぐ横にある川へと向かっていった。

「さて、作りますか。」

「うんと美味しいものを作りましょうね。」

そう言って、二人は料理を仕始めた。


15分後、マリアはラトリスを呼びに川までやってきた。が、そこにはラトリスの姿がない。

「あれ?ラトリスさん?」

暫く探したが、ラトリスはどこにも居なかった。

仕方なくキャンプまで戻り、レイナに聞いてみる。

「ラトリスさん、戻ってきていない?」

「え…もどってきてないけど?どうしたのかしら…」

今度は二人で探しに行くが、何処にもラトリスの姿は無かった。

「おかしいわね、何処へ行ったのかしら?」

と、レイナが言うと、

「俺がどうかしたか?」

と、上から声がした。上を見ると、ラトリスは木の上にいた。

「へ…?ラトリスさん!?」

「なっ、なんでそんなところに!?」

「いや、大好物のコケモモの木があったから取ってたんだ。それでどうした?」

「しょっ、食事の用意が出来たから呼びに来たんですよ。」

「そうそう。川で魚を釣るって言ってたじゃない。」

「ちゃんと魚は釣ったぞ。」

そう言いながら下へ降りてきた。

「戻って飯にしよう。久々に他人の手料理で、少し楽しみなんだ。」

「昨日満腹亭で散々食べたでしょう?」

「マスター達は別だ。食い慣れてるからな。」

ラトリスはウキウキしながらキャンプへと歩く。その後ろを呆れ顔をしながら二人は付いていく。

その日の晩ご飯は焼き魚、マリアが作った野菜たっぷりのスープにレイナ特製のドレッシングがかかったサラダと、コケモモの実だった。

「さてと、いただきます!」

「「いただきます!」」

三人は料理を味わって食べた。

「二人とも、料理旨いじゃないか。これなら、店を出しても良いんじゃないか?」

「「…」」

「ん?どうした?」

「そこは良いお嫁さんになれるって言うところですよ。」

「マリア、それは言わないでおきましょう。」

「?」

そうして夜は更けていった。

色んな角度から書くのが難しい!

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