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比較的誰でも働ける

 「施設もそろったし、不正もある。もうやめよう」その決断はなんら非難される筋合いはない。でもその間、何が起きていたか。施設が足りなかった頃には技術も足りなかった。それを何で補っていたか。時間と人数だ。それはつまり多くの人が給料をもらえていたことを意味する。長い期間給料をもらえていたことを意味する。それに加えて同じ時に働いてもらうことが必要になると採用の条件はゆるくなる。比較的誰でも、能力が低くても働けることを意味する。能力が低い、というのが生まれつきを示すとは限らない。学力以前の学ぶ機会、大学進学率ということもあるのだ。大学に行く者の年齢が低いなら親が大学の費用を出すことになり、親が社会全体で貧しければ大学に行く子どもも少なくなる。そういう時代が確かにあったわけだ。

 誰でも働けるなら一部はその給料で大学に行くだろう。首尾よく行けばその職場を離れ、新しい人がその席を埋める。そうでなくてもそれだけの金があれば結婚ができる。


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