611/635
新しいモノは必要だ
生産力が上がるということは誰かが新たに稼ぎ出すということだ。その時、その人の仕事での必要なモノ、コトができる。新しい素材、部品。外注に回したいモノ、コトができる。それらを買ってみることができる。まあ、うまくいくとは限らない。うまくいかなければやめることもあるだろう。うまくいくまで試すこともあるだろう。無駄ができるうちに次の儲けを探すために。そうすると去年までとは違ったモノ、コトが売れることになる。そういう分野に予算をつければ生産力は上がる。買って使う側も儲けられるし、買ってもらえる側も人を雇い、儲けられる。
何が儲かるかは解らない。一生懸命に探している人にさえ解らない。ましてや予算をつけようとする人にもその予算は無駄だと削ろうとする人にも解らない。ただ一つ決まっていることは「新しいモノは必要だ」ということだ。それは戦場を見れば解かる。新しい武器が戦場に登場している。それに対応しなくちゃいけない。殺されたくないなら。