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外貨
職業によって誰からお金が貰えるかは変わる。ここでは距離に注目したい。距離が長くなると国境を超えるからだ。
職業に貴賤はない。モノを運ぶ仕事もモノを作る仕事もどちらについていたとしても同じように扱われるべきだ。差別するなどとんでもない。そのような認識、常識、考え方は正しい、あるべき姿だ。人として目指すべき価値観だろう。
だが、国全体を見るとき、モノを運ぶ仕事のような国境の向こうの人を相手にしない仕事ばかりが増えることは問題だ。特に転職元が国境を超えて稼いでいた人達が減ることによって増えるのは恐ろしい。その分、減るのだ。外貨を稼ぐ手段が。
外国から買ってこないとどうにもならないモノがある。石油もそうだ。それだけではない。色々なモノが外国から突然入って来なくなって社会が混乱することはざらにある。尿素がなくて物流が混乱する、そんなこともおきる。そういうモノを何で買っているのか。日本円ではない。外貨だ。




