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借金の証文

 国はお金を消すことができる。不思議だろうか。だが、そもそものところを言えば国がお金を手にしたところでお金は消えているのだ。一万円札は国にとっては一万円分の借金の証文だから。

 あなたが借金を一万円分したとしよう。ちゃんと紙に書いて記録を残す、本格的なやつだ。その紙には金額とあなたの名前が書いてあるだろう。そして相手の手に渡る。そして月日が経つ。

 「返してください」その紙を持った人があなたの前に現れる。あなたは財布の中から一万円札を取り出し、その紙と交換するだろう。さて、その紙だ。

 その紙はあなたにとっていったいなんだろうか。ぴんとこないならその紙をあなたはどうするだろうか。捨てるだろうね。それも普通には捨てない。丸めてゴミ箱にポイはまずい。拾いあげられてその人が「返してください」と言ってくる可能性がある。「それは捨てたものだ」あなたはそう言うだろう。それでも「返してください」と言ってきたらあなたはどうすればいいのか。



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