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効果に問題がある
金利が下がればお金を借りる人が増える。これは日本円の量が増えることを意味する。金利が上がればお金を借りる人が減る。これは日本円の量が減ることを意味する。このことによっても外国為替市場に参加する人たちは今後の相場の動向を予想し、それにより円高や円安を調整することができる。間違いなくできる。出来てきた。
まあ、だから間違いじゃない。この方法は。筆者の推すベーシックコンサンプションなら他の問題も同時に解決できるというだけで。
金利を下げる。みんながお金を借りて日本円が増える。間違いなくそうだ。そうだけど、誰が借りられる?
お金を借りる、つまり貸す人がいるわけだね。その役割は銀行がになう。銀行はどんな相手に貸すだろう。安全な相手?信用できる相手?まあ、ようするにちゃんと返してくれる相手に貸す。それ自体は問題ない。銀行はボランティアじゃないんだから。問題なかった。最近は問題がある。効果に非常に問題がある。