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二次的
誰でもいいから買ってほしい、となれば参加してくれる人はいる。お金儲けのためにね。買っても倉庫がいらないし売りたい時にすぐ売れる、そういう対象でお金儲けをする人たちがいる。中には自前のお金でする人たちもいるだろうけど、「儲かりますよ」と人のお金集めて、「人のお金を運用する」という仕事の人たちもいる。そういう人たちが外国為替相場に参加する。
外国為替相場で外国の通貨を買う。時間が経ったら値段が上がることを信じて。外国為替相場で外国の通貨を売る。元々のお金に戻すために。人のお金を集めたなら返す時には元のお金にしないとね。
こういう人たちは儲けたいから外国為替相場で売り買いする。儲からないと意味がない。そしてその儲かる根拠は自分の予想だけだ。物の売り買いでしょうがなく外国の通貨が必要な人たちはその物の売り買いで利益を出す。為替相場の上げ下げは二次的なものだ。ぶっちゃければその場で損してもいいと思うかもしれない。次の売り買いにつながるならと。
そう言っていられない人たちがいる。