表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/635

損をしないでお金は消せない

 その温室は外につながってはいない。ホースで水を撒くと植物を潤し地面に染み込む。そしてその下はしっかりと防水してあり、水が溜まり、集めた水は蛇口からまたホースへと送られる。そしてまたその水が温室内の植物へと撒かれるのだ。お金を水に例えるとそうなる。水は消えない。

 お金は消えない、普通は。あなたが消したいならそれはできる。筆者はしないが。あなたがお金を消したいなら燃やせばいい。一万円札を燃やせば一万円だけこの世からお金は消える。あなたの財産が同時に一万円減るけど。あなたが一万円札を燃やしたことを誰にも言わず、誰にも補償を求めなければお金を消すことはできる。筆者はやらないが。

 あなたもお金を消すことはやらないだろう。あなたが損をするから。筆者もしない。みんなもしない。だからお金は消えない。

 だが、実際のところお金は消せる。消すことができる立場がある。損をしないで消すことができる立場がある。国という立場だ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ