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同じ値段で売る羽目に

 何年か前に買った土地を同じ額面で売る。そんな時はまず「売る羽目になる」と表現することになるだろう。期待していた儲けをふいにしただけじゃない。土地を持っていれば税金もかかるし。完全に放置しておくわけにはいかない。せめて人の土地との境界を囲っておく必要がある。囲いにお金がかかる。囲いも「何年か」経つうちに経年劣化する。またお金がかかる。もうお金をかけたくない。そうもいかない。ほっておくと雑草も生えるし。隣近所からクレームが来るかもよ。雑草を刈ろう。またお金がかかる。生やさないようにカバーをかける?それお金がかかるよね。どっちにしろお金が出ていくのは決定だ。

 そんなお金をかけたのに買った時と同じ値段で売る羽目になってしまった。でもこの人、まだましだよね。損がそれだけで済むんなら。だってそれはその土地を買うのにお金を借りていないってことだからね。借りていたら利子を払わなきゃいけない。どれだけ積みあがっているだろう。


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