表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/635

盗むな殺すな

 法の下に秩序がある。すべてのことが合法に行われていれば秩序は存在している。だから950ドル以下の窃盗は軽犯罪であるという法律が正しい手続きで成立したなら秩序は存在しているのだ。そうだろうか。本当にそうだろうか。

 ここからの考察では今現在起きているロサンゼルスやサンフランシスコなどの都市部での無法地帯化は対象範囲外とする。そこで起きたことから怒りや憎しみが積り始めただろうがそれは今は考えない。考えるのは法律は何でも決められるか、そこだけだ。

 人々が集まり、人々が盗むな殺すなと言い出す。人々の集まりを社会と呼び、盗むな殺すなを ルールの、倫理の、規範のと言い出すのはそれから後の話だ。先ずは「盗むな」があり、そういう「行為の禁止」を規範と言い、それを手続きも含めて社会で運用するための細目をつめたのが法律だ。「盗むな」の上に法律が載っている。「盗むな」をないがしろにする法律は自らの社会での必要性を掘り崩していると言える。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ