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無限に膨れ上がる

 予算は政治によって組み上がる。政治は欲望を集めて成り立っている。国民全員の生存本能を満たす必要がある。これは正しい。そして国民全員の要望を聞けば当然なことながら予算は無限に膨れ上がる。人々にはそれぞれの立場がある。既に持っているもの、既に投資してしまったなにか、それぞれによって国に求めるものが違ってくる。そしてそれだけではない。国から何を得られるかを決める過程で自分以外が得られるものを見て、それを気にしないでいられるか。無理だ。自分より得する者がいれば腹立たしい。それが客観的でも主観的でも腹立たしい。そう、間違っていても怒るのだ。それを落ち着かせるためには要求を上げるしかない。同じように得をする水準まで。いや、それ以上を要求することもあるだろう。なにしろ不公平が行われそうになるのを確かに見てしまったのだから。少なくとも彼の主観では。予防的に要求を高くしておくことも辞さないだろう。

 予算は膨らむ。だからそれにブレーキをかけようとするのは自然だし、当然だ。



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