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ブリコラージュ

ブリコラージュ。有り合わせの物で作った間に合わせの道具だ。

 お金として物質としての「金」、キンが使われた。どうしても「金」でなくてはならない、というわけではない。貝だったこともある。名残として漢字に「貝」が入っているとお金と関係のある言葉だったりする。銀だったこともある。日本でだ。長らく大阪では銀が取引の中心だった。江戸幕府が金の小判を発行してもそれは続いた。大阪が商業の中心で彼らがそれを使い続けたからだ。

 使われ続けたから使われて、使われるから使い続けられる。

 どうしても「キン」でなくてはならない、というわけではない。今でも「キン」は価値が高いが「キン」は今やお金ではない。あなたは紙に「10000」と印刷した紙をお金として受け取るだろう。お店の人はスマートフォンに入ったデジタルデータの数字を受け取り、商品を渡してくれるだろう。

 昔、お金として使われたからといって今お金として使われるわけではない。将来なにがお金として使われるかはわからない。ブリコラージュ。有り合わせの物で作った間に合わせの道具だからだ。


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