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歴史的

 持つ者と持たざる者を結びつけることなどできない。そう思うだろう。この状況を作ったものたちもそう考えている。なぜか。持つ者と持たざる者の差を解消するには持つ者から奪い、持たざる者に与える、そう考えるのがまあ、普通だろうからだ。ここをなんとかしなきゃいけない。そしてここさえなんとかできればこの状況を作ったものたちを相手に勝利できる。そしてそれは可能だ。

 持つ者は持つ物を持っている。だから豊かでうらやましい生活をしている。だからその所有権を奪わないことにはできてしまった格差は解消できない。本当にそうだろうか。

 歴史的にはそれは事実だ。豊かに暮らすものが飢えに苦しむような犠牲を一部のものに強いて一つの社会を形成していた。

 だから奪って解決することには歴史的正当性がある、という人もいるだろう。いやいや、よく観察しようよ。今と過去とを。そしてそこにこそ解決策がある。この状況を作ったものたちも気づいていない解決策が。


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