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後ろに隠れる

 改めなくてはいけない。血こそ流れなかった。しかし命は犠牲になった。人口減という形をとって。持たざる者は未来に命を繋げられなくなった。子供を持てないとはそういうことだ。

 戦いは数だ。この戦いには三者が参加している。持つ者、持たざる者、この環境を作った者だ。数を考えよう。持つ者、持たざる者はまあ、半々でいいんじゃないかな。細かいことはいいだろう。人口の半分ずつ、ざっくりそんな認識でいこう。そして環境を作った者。これは極少数だ。人口の半分から考えるなら問題にならないほどの少数だ。さて、戦いは数だ。あなたが持たざる者として戦いに勝つなら採るべき戦略は簡単だ。持つ者と組んでこの環境を作った者を討つ。これ以外ない。

 ……無理と思うだろうか。まあ、そうだろう。彼らは、この環境を作った者は高をくくっている。この環境を作った者達は持つ者の後ろに隠れれば自分たちは安泰だ、そう思っている。そうなると確信したからこそこの環境は作られた。


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