表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
願うのは笑顔  作者:
第1章 第1節【変わりゆくもの】
14/143

第二王子の出会いイベントとは


 「楽しそうだな」

 「うん、楽しいよ? あとね、ジーク安心してね」

 「安心?」

 「私はジーク以外を選ぶつもりは無いから。」

  不機嫌そうなジークに対してひたすら笑顔を返せばだんだんと表情も緩くなってくる、ジークって私のこの顔に弱いよね! 順調に絆されてくれて私嬉しいよ!


 てか、私の執着心は異常だって言えるほどだろう。それも自覚しているけど。私がジークを捨てて王子を好きになる?

 はっきり言ってそれはない。

 

 

 第二王子のレヴェルは金髪に青い目という明らかに王子といった見た目をしている。

 

 子供の時のヒロインとの出会いの時の“スチル”は好きだったけど、それだけだ。レヴェルの性格は幼い頃はまさに王子と言った感じに万人受けするような笑顔。優しい雰囲気。紳士的な態度が、ファンには受けたそう。

 

 でも、彼はそれだけでは無いのだ。

 正直私は攻略対象の中でレヴェルが一番嫌いだった。そう、一番だ。

 

 

 「サーレ?」

 

 「ん?」

 「いや…急に黙るから」

 「何でもないよ、ジークが素敵だなぁって思ってるだけだから」

 「!?」

 

 

 

 厄介なやつの事考えてたらちょっと思考が飛んじゃったみたいだ。やばいやばい。まあ、レヴェルとのイベントは把握している。王道の王道キャラだからね、覚えやすいってのもあるし。

 

 ゲームの中ではヒロインはレヴェルの婚約者になる。それというのも第一王子の事件を解決するのがヒロインなのだ。

 

 そもそもヒロインの名前は入力式だったからプレイ動画とかみるとミチコやらヤマダやらそんな名前の人ばっかりだし、現に私も本名を入れて楽しんでいたクチなのでヒロインの名前がサーレだってことも知らなかった。

 

 

 それがジークに出会うまで私がこの世界が神緑の巫女姫の中だと気づかなかった理由なんだけどね。

 もっと早くわかってれば情報集め早く始めれたのに畜生…なんて思ってません。ええ、思ってませんとも。

 

 

 結局何が言いたいかと言うと第二王子のイベントは“強制的に起こる”ものでもある。レヴェルのルート以外でも必ず第一王子に悲劇が起こり、それをヒロインが解決する。そして王によって覚えられた私は既に婚約者のいる第一王子の代わりに第二王子の婚約者となるってのが神緑の巫女姫のゲームの始まりとなる。

 

 じゃあ第一王子放置すれば第二王子の婚約者にならずに済むよね?ジーク以外いらないしって話もそうだけどでも私は既にジークという素敵な婚約者がいる訳で。

 

 本音を言うなら王族に恩を売れるのはとってもいいことなんですよねぇ。ジークと無事に結婚するには王族の力が必要不可欠な所がある。恩人である私をジークから引き離して無理やり婚約させるってのはないでしょう。流石に。ジークがアルの養子になることを後押ししてくれたみたいだしね王様。

 

 そして、ぶっちゃけると第一王子を救うイベントで王様が(ヒロイン)はもしかして巫女姫なのかと疑問と興味を持つんですよ。

 

 持たれると調査役件護衛役として王族直属の忘却部隊(オーニリン)の有望株を私にこっそりつけてくれるんだよね。まあもちろん監視される特典が付くことでもあるんだけど。

 

 王族…出来れば王様に縁をつなぐのが、今の所は最良かな。もちろん嫁としてとかそんなんじゃなくて。仕事仲間として。

 

 「ジーク私頑張るね!」

 「…サーレが頑張るとやな予感がする」

 

 そんなことないよ! ちょっと王様に恩売りに行くだけだから!

 

 

 

 

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ