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日常の大切さは終わった時に気づくもの  作者: KINOKO
第2章 新たな日常!
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最強の男と最恐の女

車を瑠紫が走らせてたから10分ほど経ってくるまでが止まった。

このスピードでこれ以上走ったら俺も隣に倒れているミツレみたいになってたかもな。


「じゃ、2人とも降りてくれ。」


春馬からそう言われ俺は気絶しているミツレの頬を軽く叩いて起こす。


「おーい、ミツレさーん。大丈夫かー?」


「あぅっ…… あ、着きましたか。お見苦しいところを見せてしまいました。」


ミツレはヨロヨロと起き上がり車のドアを開けて出る。俺もそれに続いてドアを開け、出る。

車から出るとそこは住宅街だった。都会の落ち着いてる町だ。

そして、俺らの目の前にはログハウス風で二階建ての大きなカフェがある。

しかし、その看板にはエデンという文字の上にcloseと書かれた板が多い被さっていた。どうやら閉店してるらしい。

このカフェでまた話をするのか……


「このカフェ エデンが俺達の東京神対策局だ。正確には一階がカフェで二階が対策局だ。さぁ、ポカンとしてないで入るぞ。」


車を駐車場に停め終わった瑠紫が春馬の隣に行き歩き出す。俺とミツレも春馬の後ろに付いて行き、店の中に入る。

店内は少し薄暗くてカフェとういよりはバーみたいな感じだ。俺らから見て右にカウンター席がある。左側には机が十数個置かれている。


「今日は悠馬とミツレを迎えに行くから休みにしておいた。普段は、昼はカフェで夜はバーをやっている。まぁ、そんな事はどうでもいい、上に行くぞ。」


そう言い、春馬は店の奥に進んでいく。


「神崎さん、ここオシャレなところですね。さすがは首都 東京!って感じがします。」


店の雰囲気が凄すぎて田舎出身の俺がボーっとしてるとミツレが話しかけてきた。


「そうだな。俺の地元にはこんなオシャレなとこはなかったな。あ、早く行こうぜ。」


店の奥のスタッフルームと書かれた部屋から瑠紫が扉を開け手招きしている。早く来いという事だろう。

俺とミツレは少し急ぎ足でスタッフルームに向かい、扉を開ける。

そこには一つのエレベーターがあった。春馬はスイッチを押しエレベーターに乗り込む。その後に瑠紫が、その次に俺とミツレが同時に入る。


「エレベーターがあるんすか。凄いすね。」


二階建ての建物にエレベーターいるか?と思ったので春馬に聞いてみた。

春馬はスイッチを指差した。どういう事だ?と思い、俺とミツレは覗き込む。


「あ! 神崎さん見てください。一階の下に地下一階と地下二階、それに地下三階と書かれています!」


「本当だ。そうか、さすがに5階建の建物にエレベーター無しはキツイか。てか、なんで5階もあるんすか?」


「二階は主に事務室、そして地下一階は生活スペース、地下二階はゲストルーム、地下三階はトレーニングルームよ。」


スマホをいじってた瑠紫が手を止め答えてくれた。話しているうちに二階に着いた。二階は事務室とか言っていたな。


「ここが二階の事務室だ。対策局としての仕事は大体ここでしている。今日は俺と瑠紫しか対策局にはいないが、あと4人いる。明日に2人が帰ってくるからその2人の紹介は明日にしよう。」


ここで普段仕事をしているのか。見た感じは普通のオフィスと言った感じだ。机にパソコンが置かれていてどこにでもありそうなオフィスだ。強いて違う事を言うならログハウスだから壁とか床が木でできているところだ。


「じゃ、2人とも荷物は一旦預かるわ。」


「あ、お願いします」


「分かりました。どうぞ。」


瑠紫にそう言われ俺とミツレは背負っていたリュックと肩にかけていたボストンバッグを渡す。

特に重そうな素振りはせず瑠紫は受け取りオフィスの中央にある大きめの机の上に置く。


「よし、荷物も置いた事だし早速だが特訓に入ろう。坂田さんからはみっちりしごいてやれと言われたから久々に二体ニのチーム戦をやってみるか。」


スーツを脱ぎ、近くの机にかけた春馬と鞄を置いてきた瑠紫が戻ってきた。しかし、春馬の様子は変わっていた。右手に日本刀が握られていた。鞘は白基調で金色の羽の装飾が散りばめられていて持ち手は真っ黒だ。


「契約していないのに消えない武器。まさか、それって……」


ミツレが少し興奮気味に春馬の持っている刀を指差す。


「ああ、7聖剣の一つの(村雨(ムラサメ))だ。悠真も確か持っているんだろ?どこにあるんだ?」


「これでしょ? はい、どうぞ。」


瑠紫が俺が持ってきた鞄の中から刀を取り出し渡した。


「神崎さん、それ貴重な物なんですから肌身離さず持っていてくださいよ……」


ミツレは呆れ顔で俺を見る。


「だってよ、コレがどんだけ貴重な物が俺にはさっぱり分かんねーんだよ。」


「簡単に言うと、うーん そうね、7聖剣とは選ばれし者だけが手に入れる事が出来る物なの。契約起動した時に手に握られていて、契約解除して消えてなかったらそれは7聖剣ってとこかしら。」


んー、他の刀と何が違うんだ? ぶっちゃけ、契約解除した後にも残ってるから邪魔なんだよなぁ…… さすがにミツレのいる前で言ったらブチギレられそうなので言わないでおこう。


「付け加えるなら特別な力を宿している7つの剣だ。剣と心を一つにした時にその力を最大限に引き出す事ができると言われている。悠真、少し見してくれないか?」


春馬に言われたので刀を渡す。俺の刀は春馬のと対照的に鞘は真っ暗で煤けている。


「はい、どうぞ。」


春馬は両手で丁寧に刀を受け取り、端から端まで丁寧に見る。手で顎を触り、少し考えた後に何かを思い出したかのように近くのパソコンを起動させ、何かを調べ出した。


「どうしたんすか? 何かあったんすか?」


「なるほどな、コレが……」


「見てくれ。これから神対策局は忙しくなりそうだ。」


春馬から言われ、俺と瑠紫、ミツレはパソコンを覗き見る。そこに写っていたのは名簿のようなものだ。名前と年齢、どの対策局に所属してあるかが書かれている。しかし、1番下だけ空欄だ。何も書かれていない。


「え? じゃあ、この刀が本物の7聖剣で最後の刀って事?」


瑠紫が春馬に尋ねる。春馬は頷くと、


「ああ、これで全ての7聖剣が揃った。近々、大規模な会議があるだろうな。」


「か、か、か、神崎さんっ!! あなた本物の7聖剣を持っているんですよ!? なんでそんな興味無さそうな顔してるんですか! まさか、本物だなんて思いませんでしたよ! 昨日、坂田さんと話した時、アレは偽物だろ。悠馬に限って7聖剣は無いって言ってたのに!」


ミツレが俺の両肩を掴み激しく揺らす。なんか悪口言われた気がするがそれには触れないでおこう。


「ま、この事は詳しく俺が元帥に報告しておこう。まずは目先の問題から解決だ。コッチだ。」


椅子から春馬は立ちあがり、刀を片手にエレベーターへと向かう。

エレベーターに乗り込み、地下三階のボタンを押す。ガコンというエレベーターが起動する音がして下に下がっていく。少しして扉が開いた。地下三階は思ったより狭かった。ソファとテレビと自動販売機がある。ここは休憩するところか。


「ここがトレーニングルームだ。基本的なトレーニングマシンは右手側の扉にある。だが、今回は左手側に行こう。」


春馬が指差しだ方にある左側の黒い扉を瑠紫が開け、中に入る。そこには神対策局本局で見た黒光りしたカプセルが四つあった。一列に綺麗に並べてある。


「これってまさか……」


「だよな、本局で見たやつと一緒だ。」


俺とミツレが驚いていると春馬が、


「階級が大将のやつ二人と戦う機会なんてそうないぞ。さぁ、早く始めよう。瑠紫、設定頼んだぞ。」


春馬はそう言うとカプセルの中に刀を持って入る。


「ええ!? 私が設定やんの? めんどくさいなぁ…… こうやってと、よしできた! 二人とも入ってシンクロって言ってね。あ、一回やってるから分かるか。」


部屋の隅にあるカプセル四つのコードに繋がれたパソコンを操作して瑠紫が戻ってきた。


「じゃ、俺らも入ります!特訓お願いします!」


瑠紫は少しニヤって笑うと、


「最初に言っておくけど手加減はしないからね。あの時は半分も出してなかったけど全力でいくから。」


瑠紫はそう言うと扉を閉めた。


「負けてらんねーな! よし、行くぞ! ミツレ!」


「はい! 全力でいきましょう!」


俺とミツレもカプセルに入り、中にあるヘルメットを被る。


「シンクロ!!」


カプセルの中からだと何も聞こえないがミツレもシンクロしただろう。

眩しい光に包まれ、視界が明るくなる。ここはあの時の海の上か!


「神崎さん! 来ましたか!」


隣はミツレがいた。契約起動する前の姿だ。

そして、目の前には瑠紫と春馬がいた。見た感じでは服装が変わってないので契約起動してないのだろう。


「よし、じゃあルールを説明しよう。二対ニの実践練習だ。視界の右上にある体力が無くなったら脱落だ。今回は俺が契約起動しなくても大丈夫そうだ。いけるか?瑠紫」


春馬にそう言われた瑠紫は少しドヤ顔で、


「ええ、正直春馬がしなくても私一人で相手できるわ。じゃ、初めて良い?」


「ああ、あまりナメプをするなよ? 相手は7聖剣持ちと孤児院育ちだ。」


「へぇ! 孤児院育ちか。誰に聞いたの?」


「元帥から聞いたんだ。二人とも油断はできないダークホースだ。」


ぶっちゃけ、20メートルぐらい離れている二人の会話なので何を話しているのかは聞こえないが、瑠紫の顔の表情から言って俺らをナメている事だけは分かった。


「俺ら、ナメられてるよな?」


「ええ、完全にナメられてますね。」


ミツレの目が怖い。顔は笑っているが目が笑っていない。コイツ、以外に負けず嫌いなんだな。


「只今より、二対ニの実践練習を始めます。両者、三・ニ・一初め!」


急に機会音声が流れ始め、俺とミツレは反射的に契約起動する。


「マジか!? 契約起動!!」


「契約起動!」


「早速ぶちかましていくぞ! 」


「はい!」


見た感じ、あの二人は油断している。さっきの音声が聞こえなかったのかまだ何かを話していて、こちらには見向きもしない。


「三の力!」


「霊炎 陽炎!」


俺は三の力と叫び、瞬間移動ナイフを右手に召喚する。ミツレの声が聞こえたのでチラリと後ろを見るとミツレの周りには十数本の剣が浮いている。

俺と目が合い、ミツレが頷く。俺がワープしてから攻撃するという合図だろう。

やるなら、ここしかないっ!! 俺は思いっきり春馬と瑠紫がいる方向にナイフを投げる。あの二人はまだ話している。契約起動もしてないしナメやがって……!


「遠隔起動っ!!」


春馬とミツレの目の前までワープした。目の前と言っても正確にはニメートルぐらい離れている。流石に近すぎたら危ないと思ったからだ。


「一の力! 霊炎エンチャント! ウオオオオリャアアア!!」


刀を鞘から出し、青い霊炎を刀に纏わせる。春馬の前にいる後ろを向いている瑠紫に斬りかかる。この距離では流石に避けきれない!


「契約起動。黒雷 大罪の雷(大罪のイカズチ)!」


瑠紫までの距離が約1メートルのところで瑠紫は俺の方に振り返ると、反射的に契約起動し右手に黒い電気のようなものを纏わせ俺の斬撃を避け、腹を殴る。


「グハァ!! クソッ!!!」


「神崎さん! 大丈夫ですか! はああああ!!」


瑠紫から腹を殴られ吹き飛ばされる。ミツレが遠距離から攻撃して時間稼ぎをしているうちに、三の力を起動し元いた場所に投げ、戻り右上の体力バーを確認する。


「嘘だろ!? 今の腹パンで体力が4分の3持ってかれたぞ!」


「神崎さん! 無事でしたか! 時間稼ぎできてよかっ……」


ミツレの隣にワープしたのでミツレは俺に話しかけてきた。しかし、途中で話が途切れる。

俺はミツレがいる右を見てみる。しかし、そこには胸を瑠紫の大剣で貫かれたミツレがいた。

ミツレは全身が青く光っていき消える。


「あんな豆鉄砲じゃ時間稼ぎにはならないわ。一撃で心臓を貫いたら流石にゲームオーバーか。もう少し楽しみかったわね。」


瑠紫はミツレの身体から剣を抜き取り、俺の方を見る。なんとか立ち上がるが正直立っているのが精一杯だ。まだ、呼吸が落ち着かない。


「ハァハァ…… さすがは瑠紫さんですね。でも! まだまだ終わらないっすよ!」


「そう、でも死んでね?」


俺は5メートルほど距離をとったが、瑠紫は俺の方に剣を放り投げる。。間一髪で俺は剣を避けれたが目の前の水面に剣は突き刺さったままだ。


「うお! あっぶねぇ! 次はこっちの番ですよ!」


俺は三の力を発動しようとしたが、その前に瑠紫が


「黒雷 黒の粛清(くろのしゅくせい)


と右手を宙に掲げて言う。しかし何も起こらない。


「なんだ……? ハッタリか?」


今度こそ三の力を発動しようと思ったがそれは出来なかった。

俺の目の前の瑠紫の剣めがけて黒い雷が空から落ちてきたのだ。それは雷というにはあまりにも禍々しかった。

俺はその黒い雷に巻き込まれて視界が真っ暗になった。

5秒ほどの沈黙の後にゲームオーバーと書かれた赤い文字が視界に広がる。

ゲームオーバーという文字が消えると視界が急に明るくなる。

ゆっくりとヘルメットを取るとカプセルは開いており、ミツレが覗き込むように見てた。


「神崎さん、お疲れ様です。すいません私が早くにやられてしまって……」


俺はカプセルから出て、ミツレの目の前に行く。


「そんな申し訳なさそうな顔すんなよ。まだ一週間もあるんだから二人で頑張っていこうぜ。それにミツレの攻撃があってこそ俺は少しの間生き残れたんだからさ。」


悲しそうな顔してたミツレを励ます。ミツレは少し笑うと、


「そうですね! こんなところで落ち込んでたらダメですよね!」


「そうだぞ、二人とも。一週間までには俺に契約起動させてくれよ。なぁ、瑠紫。」


いつのまにか瑠紫と春馬が隣に来てた。瑠紫は髪を触りながら、


「そうよ。二人とも筋は良いわ。」


「ありがとうございます!」


俺とミツレはお礼を言う。また被ってしまい少し照れくさい。


「よし、じゃ、まだ夕飯までは時間はたっぷりあるしもう一回やるか。ん? すまない、電話だ。」


春馬が首の骨をゴキゴキ鳴らし、もう一度カプセルに入ろうとした時に春馬のスマホが鳴った。

誰からだろうか?


「はい、神谷です。はい、はい、しかし今…… 分かりました。」


春馬は少し悔しそうにスマホを切ると俺とミツレに、


「すまない、俺と瑠紫に急に仕事が入った。夕方までには戻れると思うのだが2人をどうしたものか……」


どうやら春馬と瑠紫に用事ができたらしい。せっかく大将と呼ばれる2人ともっと戦えるから楽しみだったが仕事なら仕方ないな。


「ええー、今から仕事!? 今日はオフの日じゃなかったの!」


瑠紫は手を頭にやり、頭を横に振る。


「仕方ない事だ。対策局に入った以上、急な仕事は付き物だ。それに今回は対策局の仕事じゃなくて防衛省の仕事だ。」


「うう…… そういえば防衛省は今日オフではなかったわね………」


瑠紫はガッカリしていて、春馬は俺たちをどうするか考えている。

壁にかかっている時計を確認すると11時半だ。ここから夕方まで2人きりで来たばかりの場所は色々とツライな。


「そういえば坂田さんから2人に対して振込みがあったな。」


そう言うと春馬は胸のポケットをガサガサする。中から出てきたのは二つの茶封筒だ。

その茶封筒を俺とミツレに一つずつ渡す。


「なんですかコレ?」


「やけに軽いですね……」


春馬はほんの少しだけ頰を緩めると、


「坂田さんとドクさんからのお前たちへのプレゼントだそうだ。急遽用意した物なのでお前たちで好きに使えだとよ。開けてみろ。」


春馬に言われた通り茶封筒を開ける。ぺりぺりと糊の部分を剥がし、中に入ってた物を取り出した。

中に入ってた物は三万円だった。隣のミツレのも確認すると同額の三万円だ。


「ええ!? 三万円!? なんすかコレ!」


「さ、さ、さ、三万円なんて高額なもの受け取れませんよ!」


ミツレは慌てて三万円を茶封筒に押し入れる。急に三万円渡されたんだ無理もない。


「いいから、いいから受け取っときなさい。そうね、5時までは自由時間ってやつでどうかしら春馬?」


瑠紫に止められ茶封筒から三万円取り出す。やはり大金だ。


「ああ、その時間には俺たちも帰ってこれるだろう。店の入り口に自転車が何台かあるから黒の自転車と紫の自転車を使ってくれ。あと、その三万円で買い物がしたいならば携帯も必要だな。俺のスペアのスマホを貸してあげるから地下鉄の時刻や地図を調べるといい。」


そう言うと俺は春馬がポケットから取り出したスペアの赤いスマホと黒いカギを受け取る。

ミツレは瑠紫から紫のカギを受け取っていた。


「よし、それで好きなとこに行ってくれ。戸締りは家を出たらオートロック式だから家の鍵は心配するな。じゃ、俺らは時間が押しているから先に失礼する。行くぞ瑠紫。」


「あ! 待ってよ春馬〜!」


小走りでエレベーターへと向かった春馬を瑠紫が追いかける。

この部屋にいるのは俺とミツレだけだ。


「神崎さん、どうしましょう。私たちだけになってしまいましたよ。2人だけだから言ってエッチな事しないでくださいね。」


ミツレが胸を隠すようにこっちを見る。


「するか! ったく、お前が言うと冗談に聞こえないんだよ。昼時だしどこに行くか決めようぜ。」


「そうですね、スマホで調べてみてはどうですか?」


「そうだな。そこの椅子に腰掛けて決めよう。」


部屋の端っこにある並べられた椅子に座る。

ん? 待てよ。よくよく考えたら女子と2人きりでお出かけとかデートじゃね!?

うおおおお! 初めてのデートってやつか!?

下手くそです!! アドバイスお願いします!!

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