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日常の大切さは終わった時に気づくもの  作者: KINOKO
第2章 新たな日常!
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初の仕事!

俺と九尾は坂田とドクさんに連れられて車に乗った。

エンジンをかけ、駐車場から勢いよく出た。


「坂田さん!東京ってマジで行くんすか!?」


俺は千葉から東京は地図で見たら近いように見えるけど実際は結構、遠いんじゃね?って思ったので坂田さんに聞いてみた。

坂田は窓を開け、タバコを吹かしながら


「ああ、行くには行くがとりあえず港まで行く。それからは、お前の仕事だ。悠真」


「俺の仕事!? どういう事っすか?」


その質問には坂田は何も答えてはくれなかった。どうやら、着いてからのお楽しみってやつらしい。

うーんと、俺が悩んでいると九尾が俺の肩に手を置き、


「よくわかりませんがファイトです、神崎さん。」


「よくわからんって・・・・ おいおい」


俺が、何をするのだろうと悩んでいたら潮の香りがフワッと鼻を刺激した。


「よし、着いたな。2人とも降りろ」


坂田はキーを抜くと車から降りた。ドクさんもその後に続く。

俺も九尾と一緒に降りる。

港に着いたところで俺は坂田に聞いてみた。


「坂田さん、仕事ってなんすか? 東京に行くんじゃないんですか?」


坂田は吸い殻を靴でギュッと踏み潰すと、


「ドクさんいくぞ。契約起動!」


ドクさんと坂田の周りが光に包まれる。俺と九尾の時と同じ光だ。


「契約起動!? 何をするきなんだ!?」


「わ、分かりません!」


光が終わりそこには道着を着た坂田と巨大化して海の中にいるドクさんがいた。


「よし、ドクさん、俺と九尾そして悠真をドクさんの頭の上に置いてくれ。」


ドクさんは指でグッドをすると、俺と九尾を摘んだ。


「うわ!? ちょっと!? ドクさん! 何をするんすか!?」


「ちょ! 神崎さん! どこを触ってるんですか!」


俺と九尾がジタバタしてると、


「落ち着けーお前ら少し待ってろ」


俺と九尾はドクさんの頭の上に置かれた。高い、遠くが見える・・・・


「黒骨、伸びろ」

坂田が、それを言うと坂田の背中から黒い骨が二本出てきてそれが、ドクさんの頭を掴む。


「これが、坂田さんの能力!」


「黒骨・・・・ドクさんの骨の色とは対照的な色ですね」


俺らが関心していると


「収縮!」


坂田がそう唱えると黒い骨はどんどん縮んでいき坂田がドクさんの頭に引き寄せられる。

坂田は頭に着くと骨をしまった。


「かっこいいっす!坂田さん!」


俺がそう言うと坂田さんは


「そうか、ありがとな」


「それはそうと、坂田さんこれからどうするんですか?」


九尾が坂田に言った。確かにそうだ、ドクさんの頭の上に来て何をするんだ? ここは、地上から50メートルはありそうなんだが・・・・


「よし、ここからがお前の番だ。契約起動して、昨日使ってたらしいあの瞬間移動するナイフを東京の本局まで投げろ」


急に無茶な事を言われて俺は驚くしかなかった。


「ええ!? いやいや! それは、無理ですよ! いくら、契約起動して運動神経が上がったとしてもそれはキツイっすよ!」


俺が坂田に反論していると


「いいえ、神崎さん出来ます。五の力を使ってみてください!」


九尾が真剣な顔で俺に言ってきた。顔が近いので九尾の甘い匂いがする。


「五の力?よく分からんが契約起動!」


俺は力を込めて叫んだ。俺と九尾は光に包まれる。

光が終わると俺は着物に羽織を羽織った姿に、九尾は巫女の姿になった。


「さぁ、神崎さん!五の力を!」


「OK! 五の力!」


すると、俺の視界がいつもと変わった。全体的に薄緑いろになり、丸のような物が視界の中心にある。


「なんじゃこりゃ!? ゲームのスナイパーみたいな視界になったぞ!」


「それが、五の力です。能力は千里眼! 遠くまで見渡せる能力です! しかも! 方角や風向き、障害物なども自動で計算してくれて直接頭に効率的な考えを教えてくれますよ!」


「キュウビから聞いてた通りだ!その能力で頼むぞ! 悠真!」


坂田も俺が出来ると思ってるらしい。いやいや、でもこの距離はさすがに・・・・ まぁ、やってみるだけやってみるか! あ、待てよこれってナイフが海に落ちたら遠隔起動しても海にドッポーンじゃね? うわぁ! これって一発で決めないけないやつじゃん!

俺がジタバタしてると背中に衝撃がはしった。後ろを振り向くと九尾がいた。


「悩んでいたので気合挿入です。あなたならきっと出来ますよ」


九尾のその一言でやれる気がした。

俺は目に力を集中して、心の中でズームをするように意識をする。すると、神対策日本局と書かれたビルが見えた。


「坂田さん! 神対策日本局ってやつが見えました! これっすか? 本局って!」


「ああ! それだ! いけそうか?」


俺は心の中で質問する。いけそうか?と、すると頭に指令が入ってきた。左に三歩、膝を肩に平行にして投げると指令がきた。


「3の力!」


俺がそう言うと視界はいつもどおりに戻り右手にはナイフが握られていた。


「神崎さん! 頑張ってください!」


「やれ! 悠真!」


2人の応援の力を糧にして指令された事を思い出しながら思いっきり投げる。


「うおおおおおおりゃあ!!」


ビシュッ!という鋭い音がして飛んでいった。

ナイフが見えなくなり坂田に聞いてみた


「坂田さん! 行きます!」


「ああ!頼む! 遠隔起動とお前が叫ぶ瞬間に俺とドクさんは契約解除をするから息を合わせるぞ! 九尾! 悠真に触れ!」


坂田の大きな声が響く。


「はい! 分かりました!」


「行くぞ!悠真!」


「はい!坂田さん!」


俺と坂田さんは息を合わせて


「遠隔起動!」


「契約解除!」


と2人で叫んだ。

眩しい光で何も見えない。遠隔起動はできたのか?

しかし、その心配はしなくて良かった。

俺の右手にはしっかりとナイフが握られていて隣には契約起動する前の坂田さんとドクさんがいた。

俺は思わず、


「うおっしゃー!!」


「やったな、悠真!」


坂田も喜んでいる。


「やりましたね! 神崎さん!」


「ああ! 出来た!」


俺らは喜んでいると周りをみて我に帰った。

あ、ここって東京じゃん・・・・

俺めっちゃ見られてるうううううううう!!


下手クソです!

アドバイスお願いします!!

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