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日常の大切さは終わった時に気づくもの  作者: KINOKO
第1章 悲劇の始まりと終わり
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救助

「なあ、山口県まで後どのくらいだ?」


 キュウビの怒りも冷めて、俺は、気になったので聞いてみた。


「そうですねえ……………土地勘は無いですが、10分ぐらいで着くんじゃないですか。」


「ああ、あと10分ぐらいで着くぞ!」


 何回も山口県を往復しているバハムートが言ってるので、正確だろう。


「なあ、俺たち人間がこんな事になる前に、何があったのか教えてくれないか?」


 キュウビ達、妖獣界に住んでいる妖獣達は逃げるように俺が住む人間界に来たのだ。聞くのは少し悩んだが、俺はキュウビに聞いてみた。

 すると、キュウビは少し悲しそうな顔をしながら口を開く。


「少し前に神達が妖獣界を総動員で攻めてきました。そして、理由は何だか分かりませんが片っ端から妖獣を殺しました。その様子はまるで雑草を引き抜くが如く、見境がなかったです………………!」


 キュウビの話している言葉に力が入るり、眉間にシワが寄る。


「おい、無理しなくて良いぞ。嫌なこと聞いた俺が馬鹿だったよ。ゴメン」


 キュウビは、俺の言葉に気づいたのかハッとする。そして、無理やりに笑顔を作る。


「いえいえ! 大丈夫です! 続きを話しますね!」


 俺は、あまり良くない事を聞いてしまったかなと、後悔しながらもキュウビの話を聞く。


「ですが、神達は知りませんでした。私達に命が2つある事を。だから、私達は死んだフリをして、その場をやり過ごすことにしたのです。」


 なるほど、確かにキュウビの話を聞いた感じだと神はキュウビ達、妖獣の事を奴隷のように扱っていたから、命が二つあるとは知らなかったんだな。

 だが、神であるオシリスを圧倒していたキュウビだぞ? そんなキュウビが簡単にやられるのか?


「でも! キュウビは強いんだから、オシリスの時みたいに神に抵抗しなかったのか?」


 俺の問いに対して、キュウビは首を横に振る。


「もちろん抵抗はしました。妖獣界の者は総動員で力を合わせて戦いました。」


「それなら、オシリスをあそこまで追い込むことができるなら倒せるんじゃないのか?」


 キュウビの強さが妖獣界の中だと、どれくらい強いのかは分からない。

 だが、キュウビと同格の強さの妖獣が複数いるのならば神を倒す事はできるのではないか?


「オシリスは、エジプト神王国の中では幹部ですら無いです。一般兵の神民よりは格段に強いですが、神の中では中の下ぐらいですかね。」


 そんな嘘だろ!? オシリスで、中の下ってどういう事だよ!

 俺の身体から、冷や汗がドッと吹き出す。


「マジかよ………………でも! 総動員でかかれば、いけたんじゃないのか?」


 キュウビがまた首を横に振る。つまり、総動員でも無理だと言うことなのか?


「まず、幹部が強すぎです。私達が10人束になっても1人も倒せませんでした。それに、あいつが強すぎます………!」


 キュウビの様子がおかしい。悲しんでいるのか、恨んでいるのかは分からないが下を俯いている。


「あいつ? 誰だ?」


 キュウビを、ここまで追い詰めたやつとは誰なのか、気になったので俺は聞いてみた。


「太陽神ラー。エジプト神王国の神王です。まさか、神王が直々に妖獣界に来るとは誰も思っていませんでした。 ラーの前では、誰もがオモチャ同然でした…………」


 ()()() ()()() 、オシリスよりも遥かに強い存在か。


「マジか………… ん? 1ついいか?」


 俺の声に九尾がクルリと振り返る。悲しそうな顔ではなかったが、その顔は偽りの笑顔で出来ていた。


「神王国って言ってたけど他にもあるのか?」


 俺の予想外の問いにキュウビは少し驚く。まさか、俺が神のことを聞くとは思っていなかったようだ。


「ええ、ありますよ」

 

 なんだと!? つまり、オシリスのような奴らが他にもゴロゴロいると言うことか。


「マジか! どのくらいだ?」


 キュウビは手を使って数えだす。一つ、二つと指を上げていく。


「そうですね、私の知っている大きい神王国ですと、 ギリシャ神王国、日本神王国、エジプト神王国ぐらいですかね」


 そういえば、エジプト神王国ってオシリスが言ってたな。アイツは、エジプト神王国出身というわけか。


「おいおい、まだまだあるぞ! 神王国は小さい国も合わせたら凄い数になるんだ!」


 バハムートは、青空を飛びながら俺とキュウビの方を振り返り、答える。


「マジかよ。オシリスは、自分でエジプト神王国だーって言ってたけど、それは間違いないのか?」


「はい、そうです。エジプト神王国の国王は先ほど言ったラーという神です。この国はあまり他の国と仲が良くないって聞いたことがありますが、真偽の程は妖獣には分かりません。」


 無数の国があるのならば、国交などはするのだろうか。


「なぁ、他の神王国の神同士でも話したりするのか?」


 俺の何気ない問いにキュウビは、首をかしげる。


「あまりはっきりとは言えませんが、貿易をしたりするそうですね。あくまで噂ですが……………」


「そうか。大丈夫かな? これからの人間界……………」


 キュウビがクルリと俺の方を振り向き、俺の手を両手で掴む。絹のような手からは温もりを感じる。


「大丈夫です。私達、妖獣界の者とあなた達、人間界の者が手を組めばきっと倒せます。」


 キュウビの目は真剣だ。この娘は本気で神を倒そうとしているらしい。


「着いたぞ! 山口県の玄関口、下関だ! んー!塩の香りがいいなぁ!」


 バハムートが大声で叫ぶ。どうやら、目的地である山口県に着いたらしい。


「塩の香りって……………あなたは10人も助けたなら何回も嗅いでいるはずなのに」


 バハムートは大笑いすると、


「ガハハハハハハ!! 気にするな! よし! あそこの避難キャンプまで着陸するぞ!」


 バハムートが指差した先には、白いテントのようなものが横一列にビッシリと並んでいる。

 まだ、ぼんやりとしか見えないが人がかなりいるようだ。


「ここが、下関! いい街です!」


 キュウビも喜んでいる。年が同じくらいだろうが、妙に大人びているキュウビでもこんなに無邪気に笑うんだな。


「む、何を見てるんですか? 顔に何かついてますか?」


 あまりにもジロジロと見過ぎたのか、キュウビに感づかれてしまった。


「いいや、別に」


 見ていた理由も理由なので、俺は必死に目を逸らす。


「本当ですか!? 嘘はいけませんよ!」


「嘘じゃないって…………………」


 そんな事を言っていると着陸した。すると、医者の格好をした眼鏡の男が近づいてきた。


「バハムート君! ありがとう! もう一回最後に回って来てくれないか? 頼む!」


 そう言われたバハムートは、首をポリポリと掻く。


「分かったよ! その代わり兄弟を頼むぜ!」


 医者は、バハムートに向かってグッドポーズを掲げる。


「ああ! 分かったよ! 君も頑張ってくれ!」


 バハムートは俺とキュウビの方を見て一瞥し、大空へと再び消えた。


「随分と仲が良いですね。急にファンタジーの世界でしか知らないドラゴンが来たらビビるんじゃないすか?」


 俺は、やけにバハムートと仲良かった医者の男に気になったので聞いてみた。


「それは、人間と妖獣界の方達の中では昨日いろいろあってね。それよりも、君の怪我の治療をしなくちゃ! 酷い傷だね、誰か担架を持って来てくれ!」


 近くにいた看護師の女性がパタパタと近づいて来た。

 まさか、担架に担がれるほどの事ではないと思っていたので、俺は慌てて


「いやいや! 大丈夫です! 歩けますよ!」


 と言い、俺は全身で元気が良い事をアピールをした。 

 しかし、体は嘘をつかない。俺の身体に痛みの電流が駆け巡る。


「イッテエエ! 痛い!」


 俺は、転げ回る。さっきまでは、ドタバタと事が進んでいたので自分の負傷に気づかなかったのだ。


「うう……………担架お願いします。」


 キュウビは、情けなく地面に横たわる俺を起こす。そして、医者の方を向き、


「じゃ、担架をお願いします」


と言う。


「ああ、君は妖獣界の人だよね? 少しばかり医療班の手伝いをしてもらいたいのだがお願いできるかい?」


 災害、いや厄災とも言える今回の神の攻撃では負傷者が多すぎて、医者の数が足らないのだろう。 

 キュウビは俺の方をチラッと見る。心配そうな目で見てきたので、俺はコクリと頷く。


「ええ、大丈夫です。分かりました」


「そうか! ありがとう!そこの、23と書かれた白いテントに行ってきてね。」


 キュウビは、少し先の白いテントに向かって走っていく。


「よし、じゃあ行こうか。」


 俺は担架に乗り、さっきの医者と看護師によってどこかに運ばれる。

 担架の上で周りを見て見ると、悲惨な光景だった。脚が無い人や身体中包帯でグルグル巻きの人もいる。

 しかし、患者の数が明らかに足りない。九州地方の3分の1はいるはずなのにそこまではいない。


「あの、先生。人が少なくないすか?」


 担架の上で横たわる俺を、医者はチラリと見て口を開く。


「地方別に分けられていてね。熊本県の君たちは山口県に来てるんだよ。他の九州地方の人たちは中国四国地方に行ってるよ。」


「そうですか………………」


 しばらく、運ばれると体育館が見えて来た。どうやら、ここは中学校らしい。


「それと、これまで起きた事を教えてくれませんか?」


 担架は学校の敷地に入る。そして、俺は九州地方の外で今まで何が起きたのか気になったので、聞いてみることにした。


「ああ! 良いよ! その前に君の怪我を治してからね」


 俺の問いに対して医者はニコッと笑みを浮かべた。俺は、つい嬉しくなってしまい声高になる。


「はい! ありがとうございます!」


 体育館に入ると、担架の上でグッタリと寝ている人達と目が合う。

 骨が折れていたり、酷い人で片腕がない人がいた。この事から、ここは重傷者が運ばれる場所だろう。

 その場所に軽傷者の俺が運ばれると言うことは、置く場所が足りないのか、それとも俺は医者から見たら重傷者なのかのどちらかだ。

 そして俺は、体育館の隅に降ろされる。


「少し待ってくれ。もう少しでまたくるから」


 そう言うと、俺を残して医者は小走りで何処かに消えていった。

 あまり病院や医者の雰囲気は好きではないが、ここは大人しくしておこう。キュウビに怒鳴られてしまうからな。

 しばらく、横になっていると医者は戻って来た。


「お待たせしてゴメン。さ、治療を始めよう!」


 医者の手にはアタッシュケースが2つある。隣にいる女性の看護師も2つ持っている。治療道具が入っているのだろうか。


「じゃ、まずは上着を脱いでくれ。」


「あ、はい。いててて!」


 医者の言葉に従い、俺は制服と中に着ていたTシャツを脱ぐ。傷が肌にこすれてとても痛い。


「良い体をしているね。 何かやってたの?」


 俺の身体を、手で問診しながら医者は問う。


「はい。部活で剣道をしていました。」


「そうか、剣道か。どうりで両肩の筋肉が発達している訳だ。」


 医者はアタッシュケースを開く。その中には、やはり医療器具が入ってた。位置的にはハッキリとは見えないが、包帯や薬品、注射器などが見えた。注射器だけは勘弁してくれ。


「先生、次は何をしたらいいすか?」


 何か変な事を言ったのだろうか、医者は指を横に振る。


「先生じゃなくていいよ。岩崎って呼んでくれ。」


 なんだ、そんな事か。だが、大の大人に名字で呼ぶのは少し照れくさいな。


「じゃ、岩崎さんで!」


「うん。じゃ、早くやろうか!」


「はい!」


 思いのほか30分ぐらいで治療は終わった。俺の大嫌いな注射もしなかったし、基本的には薬を塗布したりなどだった。


「とりあえず骨折はなくてよかったよ! だが、切り傷が結構深いから痛み止めを出しておこう。あと、無理なく歩けるかい?」


 俺は、体育館の壁を掴みながら立ち上がる。少し身体の節々が痛いが、歩けないほどではない。


「はい! 岩崎さんのおかげでだいぶ楽になりましたよ! ありがとうございます!」


 岩崎が、治療のついでにマッサージなどをしてくれたおかげか、担架で運ばれる前よりかは数倍良い状態だ。


「ははははは、ありがとう。学校を出て右に進むと、白いテントがあるはずだからそこに行ってくれ。さっきの彼女もそこにいるはずだよ。」


 急に、キュウビの事を彼女と呼ばれたので俺は、少し頬を赤らめる。


「彼女じゃないっすよ!でも、ありがとうございました!」


 俺はおじぎをして体育館を後にする。岩崎さんの言った通りに歩いていると、白いテントが見えた。

 そして、白いテントが見えたので小走りで走って行く。


「ハアハア……………… 岩崎さんに、ここに来たら良いって言われたんすけどどうしたら良いですか?」


 白いテントの下にいた女の看護師に尋ねる。


「名前と避難番号をよろしいですか?」


 避難番号? なんだ、それは? 俺の小さな脳味噌を使って思い出しても初めて聞く単語だ。


「避難番号!? そんなものないっすよ!」


 看護師は困った様子で、手を顎に当て首を傾げる。そして、俺の方を向き口を開く。


「とりあえず、あなたの名前を教えてください。」


「神崎 悠真です。」


 すると、看護師は手元にある付箋だらけのノートをパラパラとめくる。ページをめくる速度が速いので、詳しい内容を確認することはできないが、名簿のような物のようだ。


「神崎……………あった! 神崎さんの避難番号が書かれた紙はロングの銀髪の妖獣の女性が持っています。受付に来た時にこの人もお願いって言ってきたんですよ! 名前は、えーっと確か……………」


 銀髪でロングで貧乳の妖獣の女! アイツしかいないな! あ、貧乳はこの人は言ってなかったな…………………


「キュウビですよね!?」


「そうです! キュウビさんです! 確か、あの人は介護施設の所を手伝っていると思うのであちらです!」


 看護師が指差した方は、バハムートが俺達を下ろしたところにほど近い。


「ありがとうございます!」


 俺は、看護師にお礼を言い、バハムートが降ろしてくれた最初の場所に向かう。

 それにしても人が沢山いるな。テントの周りには積まれた段ボールが数多くあり、そのほとんどは県外からの応援の物資のようだ。そして、辺りはその配達の人でいっぱいだ。


「うわあ………… 人がいっぱいだな。これじゃ見つけるのは骨が折れそうだな……………」


 ま、骨は折れてはないんだけどってつまらない事を言おうとしたその時だった。少し先を九本の尻尾を生やした銀髪の女が横通る。

 アレは間違いない! キュウビだ!!


「マジかよ、運がいいな! おおーい! キュウビ!」


 キュウビは俺に気づくと走ってきた。


「神崎さん! もう大丈夫ですか? あ! あなたの避難番号を貰ってきましたよ。」


 キュウビから避難番号が書かれたカードを貰う。


「これをどうするんだ?」


「カードをあそこの受付まで持って行って、避難する所に案内してもらうんですよ。空き具合を見る限りは私達で最後のようですね。」


 マジか、避難所の数も有限なはずだ。残っていると信じたいな。


「まだ避難する所あるかなぁ……………てか、私達ってどういう事だ?」


 キュウビの言う()()()とは、俺とキュウビの事なのか? それとも、キュウビとその親とかの事なのだろうか?


「ああ、言い忘れてましたね。妖獣は今日から人間界で住むんですよ。神の奴らから妖獣界を潰されてしまいましたからね。妖獣の大人達は職を見つけるので少し苦労しているようですがね。」


 ん? やはりこの言い方だとキュウビの言う()()()はキュウビとその家族の事なのか?


「お前は、親の所に行かなくていいのか? 俺と同じで子供だろ? 心配してるんじゃないのか?」


「私に家族はいません。両親とも私が幼い頃に神から殺されてしまったので。なので、私もしばらくは一人で避難所生活ですかね。」


 ああ、キュウビも俺と同じで両親を神に殺されたのか。

 だが、俺とキュウビでは辛さのレベルが段違いだ。幼い頃に両親を失ったキュウビは俺よりも遥かに辛いだろう。


「すまん…………嫌な事を聞いてしまった。そんな過去があったなんて思わなかったんだ」


「いえいえ、昔の話ですから。さ! それよりも早く行きましょう! 避難所が無くなってたら大変です!」


 キュウビが俺の手を掴み、走り出す。悲しい空気を打破するためなのか、キュウビは強引的に会話を途切れさせる。

 せっかくキュウビが明るくなろうとしているのだ。俺もあまり暗くならないようにしないとな。


「無いとか縁起のない事言うなよ! マジでなかったらどうするんだ!?」


 フラグびんびんの状態で受付に着き、避難所の話を聞いてみる。結果は、避難所がもう空きが無いらしい。

 フラグ回収はしっかりと行われたようだな。


「マジかよおおお!! 野宿かよ〜 そんなの嫌だぁ!」


 こんな寒い冬の時期に野宿ってか!? おいおい、俺はどうすればいいんだ!


「ちょっと! 神崎さん! 恥ずかしいです! 落ち着いてください!」


 看護師達も困った様子で話し合っている。まぁ、一応子供である俺とキュウビを寒い外に放りっぱなしにするのも良くはないと思っているからであろう。

 そんな時、1人のスーツを着た男がやってきた。男は俺とキュウビを一瞥し、看護師の前に現れた。


「じゃ、俺の所に来ていいですよ。その子達。」


 看護師は、少し驚いた様子で男を見る。


「え! でも、あなたは確か…………」


「大丈夫ですよ! きっとみんな歓迎してくれますよ」


 何かを言おうとした看護師よりも早く男は口を開く。


 「そうですか、それならばよろしくお願いします」


 看護師はおじぎをする。そして、颯爽と現れた男は俺達の方を向く。


「さ! 風邪を引く前に早く車に乗るぞ。」


 初めて正面から見たその男は、どこかで見た気がした。

 そうだ、この人は朝の集会で見た環境省のあの人だ!

下手くそです!

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