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笑えばいいよ
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僕は、船から降りてすぐに家に帰った。
そして、今まで記録し続けた泥棒猫の日々を読み漁って弱みを探していた。
脅せればいいと安易に考えていたのがバカだった。
まったくと言っていいほど弱みはなかった。
平和な人生だった。
「諦めきれないから、この二年も無駄にしたのだから二年分の幸せを貰わなきゃ、あいつにあげた分の幸せを返してもらわなきゃいけない
そのためにはそのためにはそのためには」
「あいつは…、蒼生は気付いていたわね…、悠がずっとつけていたこと。
油断させないと、泥棒猫は殺せない。」
蒼生は勘がいい上に、臨機応変な対応できるから、一、二か月は姿を見せないようにしないといけない。
そうすると、結婚式は終わってるかしら…?
「じゃあ、結婚生活が始まったら殺してあげましょう。」
ほんと、長いわ…
悠が余計な時間を使ったから、僕も余計な時間を費やすわ
その分、準備はできるからまだいい方だけど。
さて、どうやって殺すか、考えないと…
考えて考えて考えて
結局単純な方法がいいと思った。
一か月ゆっくりと考えて、平和だった分ちょっとのことでも不幸だから
刺してばらばらにしちゃえばいい
泥棒猫ともお友達になれたから、いつでも彼女のところに遊びに行ける
二か月無駄にした悠とは違う。
だからだからだから、ちゃんと死んでね
さて彼女は殺せるのだろうか




