人物紹介と用語
人物紹介と用語
●人物紹介
【ローザ/本編主人公】
二百五十六歳乙女で、青みがかった赤色(ローズ色)の綺麗なローズドラゴン。本名は優美で強い感じ。
薔薇の息を吐くと、匂いの届く範囲の生物を昏倒させることができる。
ドラゴンとしてかなり美形。その影響でヒトになっても美人(外見二十代半ばくらい)。が、本人ヒトの美醜は本当にどうでもいい。
ヒトになった時は、黄色白い肌にローズ色の髪、目を持つ。
本編では出ていないし、話の展開に全く関係無いが、前世は日本人。二十代で間抜けな死に方をした。時々ドラゴンらしからぬ単語を使っていたのはその時の知識があるため。しかし、寝て暮らし過ぎたことと、ドラゴンとしての生がかなり長いことから、知識は薄れつつあり、また感性その他はドラゴンとしてのものになっている。
カツキに関して本能的に怖がっているが、今まで自分を脅かす存在が居なかったため理解できずにいる。
【カツキ】
設定上は二十四歳の、牛の美味しいアリフィナ国の王族で世界最高峰の魔法使い。本名はカーティスかカルヴィンのどちらか。何度かローザに名乗ったが覚えてもられなかった。
金髪碧眼の王子様っぽく美形だが、ローザには何の効力もない。
今後出すかも知れないが、母親は王様の愛妾で、王様の三人いる息子の内の三番目。母は身分が低く愛妾にしかなれないが、実の所羽根付きハーフ(バレてない)。カツキはクォーター。そのため魔力が強い。
魔力が強い&男が当主になるような風潮が国にあるため、長男を産んだ王妃に危惧され疎まれていた。
しかし、魔法使いは当主や国主といった地位には就けない事になっているため、現在は命を狙われていない。
ちなみに本編が展開されていた場所はカツキのお屋敷。アリフィナ国内でも例の崖に近い郊外にあり、馬鹿でかい。
●用語
【ドラゴン】
現在世界最強種。
寿命は二千年程度。卵で産まれ、百年か二百年くらいゆっくり育ってから孵る。孵ってから百年程親に養育される。百歳~千五百歳あたりが人間で言う十代、二十代。若い時期が長い。
繁殖期は百年に一度。
一度番えば一生夫婦。ただし、繁殖期、育児期を除いて自由気ままにふらふらしている。
卵が出来た場合、三、四百年は繁殖期がこないので、子供の数は然程多くない。
【魔法使い】
魔力がある程度強くないとなれない。
人、獣人は大抵魔法の要素(魔力)を持っている。簡単な事にがんがん魔法を使っているが、魔法使いとは呼ばれない。
最低でも空間転移(難しい)と変化(難しい)を行えなければならない。また、寿命を伸ばす魔法を使うことで、公的に魔法使いと呼ばれるようになる。
魔法使いの寿命は二百年は伸びる。最高峰レベルだと五百年は伸びる。
【羽根付き】
旧世界最強種。
魔法を自由に扱う。所謂天使。
寿命は三千年程度。羽根付きは消えたと本編中でローザが言っているが、実のところ異世界にお引越ししただけ。お引越しに付いていかなかったのもそこそこいるので、全く居ないわけでもない。
現在純血は少なくなっており、羽根を仕舞ってしまえばヒトと同じ姿になるため混血が増えている。
ヒトとの混血児の場合、寿命は代を追う毎に千年短くなる。ただし四代目以降は百年。
これらの法則から言うと、カツキの寿命は五百年+千年=千五百年位ある。
つまりローザは逃げられない。
今後カツキ編を書く予定ですが、一端完結にします。