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ANGEL EATER  作者: 平藤夜虎
ヴィクターグループ編
49/50

TEXT49:ご令嬢をエスコート

「フランチェスカ。・・・ヴィクター・ベルンハルトの娘。フランチェスカと申します。よろしくお願いしますね?黒獣さんに、天使食らいさん。」


目の前の少女の言葉にツヴァイは思わず目を見開き、胸元のホルスターから愛銃である【ジャンヌ&ハーロット】を引き抜き構える。しかし、目の前の少女は臆する様子もなく口元に微笑を浮かべたまま会話を続けた


「そう警戒なさらないでくださいまし。たしかに〝騎士は姫を守る〟のが主命ではありますけれど・・私、ほんとうに貴方たちと戦う意思はございませんから」


「・・・とか言ってそのドレスの下から市榴弾ばら撒くとかしねぇよな。」


銃口を構えたままのツヴァイに美琴が背後から声をかける。


「ツヴァイ・・さすがにこんな小さな女の子がそんな・・・」


「・・・コイツがマキナロイドでも、か?」


ツヴァイの言葉に美琴は目を見開いた。・・・マキナロイド?目の前のこの少女がそうだと言うのか。


「・・・・あ」


ふと、美琴はある事を思い出す。そういえばヴィクターグループのCEOには娘は居るが〝妻は居なかった〟はずだ。


いや、しかしあえて公表しなかったという事もあるのではなかろうか?・・・いや、ヤタガラスに限って敵の情報を取りこぼすヘマはしないだろう


「・・・マキナロイド、なの?」


恐る恐る尋ねる美琴に、目の前の少女。フランチェスカは小さく頷いた。


「・・・その・・あえて聞くけど・・・さっきRe:verbに行きたいって話してたけど・・」


「そうなんですの!私の知り合いが働いてまして・・・」


知り合い、マキナロイド、そのワードで浮かぶ人物と言えばたった一人しか浮かばなかった。


「もしかして・・アルバの事?」


美琴の言葉にフランチェスカは小さく頷いた。その様子にツヴァイは愛銃をホルスターに収めると胸ポケットから煙草を取り出し加えた。


「・・まさかとは思うが・・・Re:verbまで俺たちにボディーガードしろ、とか言わねぇよな。」


「ふふ♪・・言ってしまうのですわ♪」


ツヴァイの言葉にフランチェスカはそう言葉を返した。臆することなく・・まして敵である自分たちに自分の護衛をしろなんて頼み込んでくるフランチェスカに美琴は苦笑いを浮かべ、ツヴァイは呆れたようにため息をつく


「・・ボディーガードってそんな・・・」


困ったように頭をかく美琴だったが、ふと背後から突き刺さる視線を感じ取り腰に携えていた護身用の刀に手をかけた。


「ーーーー !」


いつの間にか、美琴とツヴァイの背後に2つの陰が佇んでいた。


一人はツヴァイと似たような濃い緑色のコートにスーツ姿の男。腰には大振りなカーボンブレードが携えられいる。短めの金の髪に、鋭い空色の瞳がしずかにこちらを睨みつけている


そしてもう一人は片目の隠れた腰まで長い黒の髪に薄汚れた桃色のゴシックドレスを身に纏った少女だった。しかし、こちらを見つめながら血走った瞳で爪を噛むその様子が・・そしてその背に見えるあまりにも不釣り合いな二本のチェーンソーが異常さを醸し出していた。


なにより・・・男の胸元、そして少女の花飾りにつけられた金のフレームに刻まれた文字


【Prometheus-No.003】ドライ


【Prometheus-No.005】ファイブ



「ーーーー プロメテウス社、選ばれた10兄弟(ナンバーズ)。」


フランチェスカを庇うように美琴は前に立ち、腰に携えた刀に手を伸ばす。ツヴァイも静かに愛銃【ジャンヌ&ハーロット】を引き抜き構えた


「・・・また()()()()()が居るじゃねぇか・・・・久しぶりだな。ドライ、ファイブ。」


挑発的な笑みを浮かべるツヴァイにドライと呼ばれた男の目つきがさらに鋭くなった


「黙れ。・・・〝暴走し、アインツ兄様に負けた挙句逃げ出した野良犬〟風情が。」


続いて、ファイブと呼ばれたゴスロリ服の少女が爪を噛みながら狂気的な笑みを浮かべる


「んああああああ・・・・どどどどうしましょうかぁ・・・にに任務ではぁ・・青薔薇をぐちゃぐちゃのみーとぱいにぃ、してこいって言われたのにににぃ・・・ツヴァイお兄様が居るなんてぇぇ・・・」


ガリガリと爪を噛みながら狂気的な笑みを浮かべるファイブにツヴァイは眉間の皺を深くしため息をついた


「・・・・ファイブ・・てめぇ・・また〝クスリ漬け〟にされやがったか」


「んへへへぇあああ~・・・に、逃げ出したあぁあ、お兄様にはぁああ関係ないでしょぉおお?」


がりがりと爪を噛みながら狂気的な笑みを浮かべ、ファイブは背に背負った二振りのチェーンソーを両手に持ち構える。まるで彼女?の精神にこたえるかのように刃がうなり声を上げて回りだした


「・・・・フランチェスカ、下がってて。」


静かに刀を引き抜き美琴はファイブを睨みつける。・・どうやら奴らの目的はフランチェスカらしい。・・本来なら見捨てていたが相手がプロメテウス社のデウスロイドであるならば話は違う。



「・・・ふん・・確かに、ファイブの言う通りかもしれんな」


対して、すでに戦闘態勢のファイブを見ながらドライは腰に携えたカーボンブレードを引き抜き構える




「ーーーー 構えろ臆病者。今ここで、俺が貴様の全機能を停止させてやる。」

























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