表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
47/329

第47話 班長の能力?

 『――スルニャン』


 声が聞こえる。

 眠い……。


 温かい……お風呂に入ってるみたい……。

 私……どうしたんだっけ……。


 ……そうだ……殺されたんだ……。

 じゃあここはどこ……?

 地獄……かな……?


 私は眠い中、目を開ける。

 あるのは柊の花。


 その奥にはネコの着ぐるみとイヌの着ぐるみ。

 なんで……? まだ生きてるの……?


 心臓を握り潰されたのに……。


 …………。

 ……そっか……心臓が潰された瞬間、私の能力で治したのか……。


 じゃあまだ戦える……。

 戦える……戦える……戦える……。

 でも……身体が動かない……


 「ごめんね、柊菜ちゃん」


 私の隣で班長の声。

 私はやっと身体が動くようになり、ゆっくりと横を見る。


 目が赤い班長がいた。

 やっと来てくれた……。


 『ニャ? オマエダレニャン?』

 『ミタカンジテキダワン!』


 イヌの着ぐるみが班長に殴りかかる。


 でもなんで……?

 なんであいつは……班長を殴らないの……?


 イヌの着ぐるみは班長がいるところとは全然違う方向を殴っている。

 ネコはの着ぐるみはそれを見て拍手をしている。


 「あーあ、バカみたい。どこ殴ってるんだろうね」


 班長は感情のない声で言う。


 「班長……」

 「あ、柊菜ちゃん。ごめんね」

 「私は……でも……みんな……死んじゃった……」

 「……大丈夫だよ」


 大丈夫……?

 何が大丈夫なの……?


 みんな死んだんだよ……?

 全然大丈夫じゃないよ……。


 気がついたらネコとイヌの着ぐるみは倒れていた。

 その近くには刀を持った血花ちゃん。


 血花ちゃんが倒したのか……。


 「今解くからね」


 班長の目がもとに戻る。

 その瞬間、私の前に真気が現れる。


 「真気……?」

 「あー、痛かった……」


 その次には弘太さん、その次には和生さん。


 「ったく、急に霊化使うなよな」


 和生さんが班長に文句を言ったあと、琉璃さんと赫さんが現れる。


 「みんなごめんねー! これが一番いい方法だと思って」

 

 待って待って、話についていけない。

 どういうこと? 和生さん『霊化使うな』って言ったよね?


 ってことはこれ、班長の霊化?

 でも班長の霊化は相手を細胞の100分の1に粉々にするんじゃないの?


 「いやー、使ってみたかったんだよね、この能力。……あ、今の能力わからない人もいるよね? 『幻覚』を見せてたんだ」


 幻覚……?


 「それでみんなが死んじゃったってことにして、敵を油断させようとしたの。だからみんな無傷でしょ? でも思い込みで痛みまで感じるみたいだね」


 班長……。

 すっごく痛かったよ……。


 「……もしかして、任務、終わり?」


 琉璃さんが班長に訊く。


 「うん、終わりだよ」

 「……せっかく地面赤くしたのに……。後かたづけ大変だよ……」


 そういえばさっき、琉璃さんが地面に変なの投げつけてたな……。

 それで地面が赤くなってた……。


 まぁ、実際は無傷で勝ったんだし、いっか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ