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第44話 強くなった霊化

 「あら、まぁまぁ綺麗な刀じゃないの。アタクシほどではないけどね」


 うわー、美魅さんがすんごいムカつくー。


 とりあえず攻撃しよ。

 ……でも待てよ……。


 「あの、琉璃さん! 被害最小限でしたったっけ?」


 着ぐるみに斬りかかっている琉璃さんに訊く。

 今訊かない方がよかったかな……?


 「……弁償するのは班長。それだけ覚えてて」


 うー……それならできない……。


 「……でもこれも覚えてて。『班長の能力でこんな建て物くらい一瞬でなおる』ってことを」


 よし! じゃあ派手にやるか!

 私は刀を少し上げる。


 そして、自分の胸に刀を刺す。


 「! 柊菜!」


 真気が隣で叫ぶ。

 うう……やっぱり痛みには慣れない……。


 でもこれで……!


 私の肌がどんどん冷たくなっていく。

 ……心臓が凍ってるみたいに苦しい……!


 「柊花之防氷(ひかのぼうひょう)!」


 私の髪が白くなる。

 目も白くなってるだろう。


 そして、私の周りに白色のオーラのようなものが出る。


 「……柊菜……!」


 真気が隣で驚いてる。


 「みんな! 凍りたくなかったら逃げて!」


 私はそう言い、刀を着ぐるみに向かって振り下ろす。

 すると、私が刀を振り下ろしたところが凍る。


 空気が凍ったのだ。


 その瞬間、凍った場所から白い光が着ぐるみがいる場所に向かって出る。

 その光が通った場所が凍る。


 琉璃さんたちは間一髪で避ける。

 着ぐるみも避けた。


 「面白い能力ですね」


 赫さんが私の隣に来て言う。

 面白い能力なのかな……?


 「回復もできるんですね」


 ああ、そういうことか。

 さっき私が自分の胸につけた傷が消えているのだ。


 「回復というか……この能力の発動条件が『自分が傷ついているとき』なので……」

 「結構面白い能力じゃねぇか」


 和生さんが私の隣に来て、赫さんと同じことを言う。


 「でも赫、お前の能力も面白いと思うぞ?」


 赫さんの能力……。

 ポストの上に立ったり、口裂け女の肩に乗ってたり……。

 どんな能力か推測できない……。


 「僕の能力は使えないみたいだ」


 弘太さんが着ぐるみに向かってショットガンを撃ちながら言う。

 着ぐるみはそれを避けている。


 ……てか、そのショットガンどこから出したんだろう……。


 「あいつ、トラウマがない」

 「使えねぇな……」


 真気がため息をついて言う。

 まぁまぁ酷いこと言ってるな……真気……。


 「は!? 今回だけ使えないだけでいつもはめっちゃ役に立ってるけど!?」

 「だいたいは琉璃とか班長のおかけだろ。てか、その銃どこから出したんだよ」


 ……よかった、真気も同じこと疑問に思ってる。


 「そ、そんなことより! もう弾がない! 全員で一気にやるぞ!」


 弘太さんは銃を捨てて、着ぐるみに斬りかかる。

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