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第37話 ひらめき

 『変な真似しやがって……』


 黒煙から霊が出てくる。

 やっぱり無傷……。

 超速再生……どうやって倒せば……。


 「……琉璃、あの技使うぞ」


 急に弘太さんが言う。

 あの技……?


 「! あれはこのために使うんじゃない!」

 「でも! このままじゃ誰か死んじまうかもしれない!」


 ちょっ、あの技ってなんですか!?

 私だけ分からない系?


 そのとき、私の後ろから誰かが殴りかかる。

 マネキンだ。


 存在わすれてた……。


 私はマネキンの首の近くにいくつかの柊の花を出す。

 それは氷になり、マネキンの首を氷で囲む。


 ……待って、氷になる……?

 なら……。


 私は一輪の柊を手の中に出す。

 そして少し力を入れると、それは氷の刀になる。


 「お! 柊菜ちゃんかっこいい!」


 班長が拍手をしながら言う。

 お願いだから班長も戦って……。


 「柊菜……!」


 琉璃さんが驚いてる。


 私自身も結構驚いてる。

 手が冷たい……。


 でもやるしかない……!


 私は元々持っていた刀をしまい、新しくつくった氷の刀で霊に斬りかかる。

 霊は腕でそれを防ごうとしたが――


 『!』


 刀は霊の腕を切断した。

 そして、霊の切断面が凍る。


 よし、これなら……。


 今度は霊に刺そうとする。

 霊はそれを躱し、私に殴りかかる。


 霊は私の『氷の刀』に警戒しているみたいだ。

 これなら少し戦いやすい。


 しかし私が何度も斬りかかるが、霊はそれを全て躱す。


 「柊菜! 気をつけろ!」


 弘太さんの声……。

 弘太さんを見ると、マシンガンを持っている弘太さんがいた。

 その隣にはグレネードランチャーを持っている琉璃さん……。


 「頑張って避けてね」


 琉璃さんが言い終わったときだった。


 弘太さんはマシンガンを撃つ。

 弾は霊に当たる。


 って、これ私もやばいじゃん!


 琉璃さんは今にもグレネードランチャー撃ちそうだし……。


 私は大量の柊の花を出し、私を包ませる。

 柊の花が『ダダダ』っていってる……。

 怖い怖い怖い。


 そのうち爆発音が聞こえた。

 琉璃さんがグレネードランチャーを撃ったのかな……?


 私がこの能力じゃなかったらどうしてたんだろ……。

 この能力でよかった……。


 しばらくすると、銃声と爆発音は消えた。

 ……もう大丈夫なのかな……?


 私は柊の花を消して、辺りを見る。


 マシンガンを持っている弘太さん、グレネードランチャーを持っている琉璃さん、燃えている誰か。

 多分霊だろう。


 霊は動かない。


 「炎には弱いのか……」

 『まだだ……!』


 霊は燃えながらも立ち上がる。

 生命力すご……。


 もう一回戦うしかないのか……。


 そう思っているときだった。


 霊の首が切断された。

 その後ろには片手に刀を持った真気。


 もう片方の手には試験管を持っている。

 中には緑色の液体が入っていた。


 「俺のこと忘れてたか?」


 真気は緑色の液体を霊にかけた。

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