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第29話 口裂け女との決着

 優希の人形が口裂け女の腹を蹴る。

 口裂け女はあまり(ひる)まず、優希に斬りかかる。


 その瞬間赫が優希の人形の前に立ち、わざと口裂け女の攻撃を喰らった。


 血は飛び散り、口裂け女にもかかる。


 しかし、赫はなぜか笑っていた。

 そして自分の血を触り、口裂け女にかける。


 口裂け女は本能的に赫から離れる。


 今度は真気が後ろから斬りかかる。

 それと同時に優希の人形が口裂け女に近づき、刀を振り下ろそうとする。


 口裂け女は二人の攻撃を躱そうとしたが、それはできなかった。

 口裂け女の肩が重くなったのだ。


 口裂け女が自分の肩を見ると、そこに赫が立っていた。


 最終的に真気と優希の人形の斬撃を喰らい、口裂け女は倒れた。


 「びっくしましたか? 僕の能力」


 赫は口裂け女の死体を見ながら言い放った。






 「月花之黄光(げっかのこうこう)!」


 私に似た少女は和生さんの斬撃を防ぎながら言う。


 『月花之黄光』……?

 それに似た響き……どこかで聞いたような……。






 『霊化、柊花之防氷(ひかのぼうひょう)






 ……思い出した……。

 私が花子さんと戦ったとき、使った技だ。

 どんな能力かも思い出した。


 でも霊化できない……。

 頭痛は消えたけど、今度は元気が出ない。

 なぜか指すら動かない。


 「……! 柊菜!」


 琉璃さんが私を見て叫ぶ。


 なんですか?

 そう言いたかったけど、声が出ない。


 「無理に霊化しなくていい! 休んでて!」


 琉璃さんは続けて言う。


 霊化……?

 私、今霊化してない……はずなのに……。


 そして、私の視界にギリギリ入った。

 私の白い髪が。


 「! 柊菜! もうちょっと耐えて!」


 私に似た少女の声。

 耐える……? 何に……?


 「他人のこと気にしてる場合かよ! 琉璃! 隙を見てさっさと逃げろ!」

 「さっきからそうしようとしてる! でもないの!」


 隙がない……?

 和生さんが戦ってるのに……?


 和生さんって班長なんだよね……。

 班長ってことは結構強いはず……。


 それでも隙がつくれないなんて……。


 「和生!」


 班長の声……。

 班長が血花ちゃんを背負ってこっちに向かってきている。


 その近くに真気、赫さんがいた。


 「…………」


 私に似た少女は黙り込む。

 何かに悩んでいるようだ。


 「柊菜、また来る。月隠(つきがくれ)


 私に似た少女はそう言う。

 すると、その少女は影に飲まれたように消える。


 その瞬間、私の指が動いた。

 それに驚いた琉璃さんが私を見る。


 私はやっと身体が動くようになり、琉璃さんの背中からおりる。


 「柊菜……?」

 「え……なんで私……」


 今気づいたけど、私の髪も黒色に戻っている。


 あの少女に関係してるのかな……?

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