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第114話 班長の本気?

 「――そろそろあいつ、本気出すな」


 真気が突然言う。

 そんなことわかるんだ……。


 確かこの前、『同じところで育った』って言ってたよね……。

 育つところが同じだと思考がわるのかな……?


 でも私、彩希おばさんの考えてることわからない。

 なんでだろう。


 「お前ら、踏ん張っとけよ」


 真気が言うと、琉璃さんは辺りを警戒するような目をする。

 私も一応辺りの警戒レベルの段階を上げる。


 すると、()()が変わった。


 私たちは森の中にいたはずなのに、見知らぬ空間にいた。

 薄暗くて、どこを見渡しても何もない。

 障害物もないし、空も見えない。


 奥の方に班長と女が戦ってる。

 もう木はないから、地上戦になってる。


 ……木の乗っかりながら戦ってても『地上戦』っていうか。


 ただ、障害物がない状態で戦ってる。


 霊は突然の状態で驚いてるみたい。

 私も結構驚いてるけど。


 女は班長に殴りかかる。

 班長はニヤリと(わら)って、その拳を躱す。


 そして女に隙ができたとき、班長は女の腹を殴った。


 女は口から血を吐いて、思いっきり吹っ飛んだ。


 「よし、終わり」


 班長が私の前まで高速で移動する。

 霊化してる。


 「弘太は?」

 「なんか結界張ってるみたいですけど……」

 「……ああ、そういうこと。弘太には感謝だね」


 なんで?

 確かに結界が役に立ったかもしれないけど、班長が感謝するほどすごいのかな?


 「危うく、全人類を殺すところだったよ」


 あ、そうとうヤバかったんだね。

 弘太さん、ありがとう。


 班長もよくそんなことできるな……。

 『全人類殺す』って……。


 70億以上いるのに、それ全員を殺すって……。


 「……なぁ、早く……解けよ……」


 後ろから真気の苦しそうな声が聞こえる。

 振り向くと、汗をいっぱいかいてる真気がいる。


 ついでに琉璃さんも見ると、琉璃さんも真気みたいに汗をかいてる。


 しかもどっちも苦しそう。


 私はそんなに苦しくないのにな……。


 「……おい、早く解けって……」

 「……できない」


 え?


 「できない」


 班長が言う。

 『できない』?


 「――へぇ、なかなかやるんだな、その女」


 私の後ろから声が男の声が聞こえる。

 私が振り向くと、そこには一人の男がいた。


 武器は持ってなさそう。


 「これはアクサ様も興味を示すわけだ。もしかして、その女が『坂田柊菜』か?」


 班長に向かって私の名前を言う男。

 その男は今までの霊より強そうな感がした。


 その証拠に、どこにも隙がない。


 「まったく、コウが失敗したせいで――」


 「――なーんで俺なんかがこんなことしなきゃならねぇのかな」

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