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一大プロジェクトですわ!

「これがアリエル様の贈り物なのか~」


お兄様が目を輝かせて言ったが、私は首を振った。


「お兄様、確かにここにあるものでも一財産ですが、アリエル様はもっと別の事を仰っているようですわ」


シオンの言葉に二人は首を傾げた。


「この上級薬草の意味は、火山灰の土地でも栽培できるって事を言いたかったのだと思います。多分、標高の高い所でしか生えない上級薬草が、平地で生えたのは火山灰の成分が関係しているのではないかしら?これは学者に調べてもらわないといけませんが、手付かずの土地で栽培できないかやってみませんか?」


「育てると言うの!?」


「ええ、男爵家の一大プロジェクトになりますわ!成功すれば我が領地の特産品になります!他家が真似しようにも、火山灰が降った当家や隣接する辺境の領地しか栽培できないのですから、独占販売できますわ!」


喜々として語るシオンにペルセウスは少し引き気味に聞いた。


「シオン皇后様は本当は商人だったのでは………?」


兄の言葉にシオンは開き直って言った。


「言い得て妙ですわね!国王様や王妃様なんて商人の胴元みたいなものですわ!民から税を集め、道を整備し、貯水池など作り、より多くの税を集められるようにするのがお仕事ですもの!」


なんて身も蓋もない事を言うのだろうか………


呆れて何も言えなくなる母と兄であった。


「最近、堅苦しい喋り方は治ってきたけど、急に子供っぽくなったな?」

「う~ん?実感はないのだけれど、ようやく魂が年齢に適合したのかしら?」


「まぁまぁ、お母さんは良い事だと思うわよ?二人とも年齢の割に甘えてくれないから寂しいと思ってたしね」


母の言葉にシオンが声を上げた。


「えっ!?お兄様も前世の記憶がっ!?」

「そんなわけあるか!」


アハハハハ!と、和やかな笑い声が響いた。


この時、辺境の男爵家は思ってもみなかった。

上級薬草の安定栽培が周囲にどれだけの影響を与えるのかを。


「これで労働者を雇って領地の人口を増やす事ができますわ。更に、平民の子供が通える無料の学校を建設して、周辺の領地からも人を集める事が出来れば、商人も多く行き来して経済も潤う事でしょう!」


!?


この時、シオンの母は、シオンが何処まで先を見通して行動しているのか驚いたのだった。






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