Episode1:始まり
その2人の格好は、冒険者たちからみても異様だった
黒いコートを着て、さらにコートについてるフードを眼の高さまでかぶっている
外から確認できるのは口元だけで「暗殺者」という雰囲気を出していた
カランコロンッとドラについた鈴の音とともに2人は酒場に入ってきた
「お久しぶりですミリアさん、久しぶりに依頼は来ています?」
「おやキャバリー久しぶりだねーあんた等向けのならちょうど『ビックベア討伐』があるよ」
「なんだよビックベアかよ・・・」
「そういうなってクロト肩慣らしにはちょうどいいだろ?」
「そうだな!ちゃちゃっと終わらせちまうか!」
「それじゃ頼んだよ、間違ってもくたばってくるんじゃないよ!」
ミリアさんの言葉を背に2人は目撃情報のあった森へと足を進める
その森は街から少し離れた所にあったためだろう
街から出た時には日がでていたのだが森についた時には、あたりは暗くなっていた
「どうする?夜は魔物は活性化するから強くなってるけどやるか?」
「当然だろ?それに夜が得意なのは俺たちだってそうだろ?」
「まぁ確かにそうだな・・・いくか・・・ちょっと待てだれか来る」
キャバリーがそういうと街道から兵士の小隊がこちらに向かってきていた
向こうの小隊の隊長らしき人がこちらに話しかけてきた
「こんばんわ、旅人の人ですか?」
「旅人と言えば・・・旅人ですかね、軍人さんはなんでこんなところに?」
「ここら辺で『ジャイアントベア』の目撃情報があったので討伐にですよ」
「『ジャイアントベア』ですか・・・気をつけないといけませんね」
「いつ出てくるかもわからないので早くここを離されたほうがいいですよ」
軍人はそういうと仲間のほうに戻ると森の中に進んでいった
「『ジャイアントベア』だってさー『ビックベア』じゃなかったのか?」
「たぶん群れだったんだろ、子分のほうを見かけたら親玉もいたって感じだな」
「当然、親玉のほうも潰すだろ?潰すよな?楽しみだぜ!」
「そうだな・・・んじゃいくか」
クロトとキャバリーが森に入った時には周りは真っ暗だった
今日和!そして今晩和!
どうも、「くろうさぎ」と申します
初めての小説なので至らぬところが多々あると思いますが
どうぞ長い付き合いができたらと思っています。
これからもよろしくお願いします><;
それとタイトルを募集させていただきます
自分で思いつかないんだよね(・ω・`*)