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マニギアード~ゼロの機士~  作者: 白峰 黒夜
1章 オリエンテーション編
5/61

3 リンドブルム

突然の衝撃

自分のギアが貰える事になった

欲しい機体は手に入るのか


 それもそのはずだ

 教師の言った一言でクラスに衝撃が走った

 

 「では、自分のギアを選んでみましょうか。基本的に早い者勝ちなので、さっき気になったギアを選ぶと良いですよ。」

 

 えっ?いきなり選ぶの?

「本当に選ぶの?」

 声が聞こえてくるし皆の顔にそう書いてあった、だからよく見ておいてくださいねと言われたと理解した。バタバタと選び出すクラスメイト達

「急いでね~」 


 俺は決まっていた

「こいつだ」

 さっき見て一番綺麗と思ったギア、見た瞬間に完成形が見えた

 前に立ち、ギアの前にあるパネルで認証した

 

 すぐ後に横から声がかかる

 「これは僕が先に選んだ、だから別のを選べ」

 不快な物言いで後ろから割り込まれた

 

 「早い者勝ちなので、これは俺のギアです。割り込みは困る」

 運悪く俺のギアを選んだヤツがいたようだ。態度がデカイどこにでもいそうなクレーマーがここにもいた

 

 騒ぎになる前に教師と姉さんが飛んできた

 「先に選んだのですが後から退けと言われて…」

 俺は説明をしてギアはカメラアイが録画してるし、パネルで認証してしまっている。

 基本的に後先の言い訳は通用しないがクレーマーは引かなかった

 

 「僕が選ん…「ハイハイ、じゃぁギアに選んで貰いましょう?それなら文句ないわね?」

 

 紫苑姉さんの言葉に頭を傾げた、ギアに選んで貰う?訝しげにしぶしぶクレーマーも引き下がり少し下がった場所に離れて立った

 

 紫苑姉さんはギア向かい発言する

 「アナタはどちらに乗ってほしい?」

 

 言葉に無人の筈のギアが動き出した、一瞬唖然としたが俺の前に片膝を突き、手を伸ばした

 『貴方です』

 言葉を話して更に驚いた

 

 隣で口をパクパクさせたクレーマーは、じゃぁ貴方は別のを探してねと教師に言われ、とぼとぼと去っていった

 

 これで正式に俺のギアだ

 意地悪な姉さんは隣で

 「このギアは私が作ったの」

 と子供のような笑顔でこっそり教えてくれた

 

 最新鋭のAI搭載型マニギアード

 

 AIが搭載されている以外は他と変わらない、自律で動けるという利点がある

 

 「さっき俺の事見てただろ?」

 ギアに言ってみる

 『はい、ギアを丹念に駆動系等など調べられていたので気になりました』

 機械が喋ってるとは思えないほどの切り返し、そして人ではない。さっきの不思議な感覚の正体、コイツの視線だ

 

 『ギアに名称を付けてください』

 コードネームってやつだ。大抵はこの学校を選んだ時点で色々考えたりする

 『銀色の魔女』シルバーウィッチのように世間が見たままつける場合もあるが

 

 「リンドブルム、コレ以外に付けないから変えなくて良い」

 

 このギアを見た瞬間に一番合う、神の啓示のように完成形のイメージと名前がが頭に入ってきた。

 『リンドブルム…重複の確認も済み承認しました。以降リンドブルムとして登録されます』

 

 「よろしくな、リンドブルム」

 

 俺だけのギア『リンドブルム』

 リンドブルムの意味は『有翼の竜』だ

 竜に見えたのだ

 AIは女性の音声なのが若干違和感を感じるが、ギアとは別に名前をつけた方が良いだろう。俺のイメージのリンドブルムは雄々しい竜だ

 さっきとは違って俺だけのギアになったので触ってもOK

「カッコいいな…」

 ギアの差し出された手に手を重ねる

 エスコートされてるみたいだなと苦笑してしまう

 ペタペタと触りじっくりと見て、完成イメージを重ねる

 「そういえば前は紫苑さんが乗ってたのか?」

 『いえ、私は誰も搭乗させたことはありません』

 何で俺?と思ったがすぐに疑問は消えた

 『大切にしていただけると思ったので』

 うん、一生大事にするよ

 もしかしたら壊れる事もあるだろうけど、その時は謝ろう

 

 そして自分も乗れないと判明したのに

 なぜか自慢げな姉さんは無視しておく


2万字…いっぱいあった方が良いのだろうか、悩みながら書いて見ようと思います

もしかしたら徐々に増えていくかもしれません

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