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マニギアード~ゼロの機士~  作者: 白峰 黒夜
2章 見習い機士の訓練編
22/61

16 留学生の機士

金髪イケメン

ギアバカ

コレって掃除じゃね?

 留学生

 機士には留学生もいる、敵国の学生は絶対に入る事は出来ないが、友好国のみ受け入れている。


 ときわ財団法人は外国で民間の軍事会社を経営している

 傭兵として機士が雇われているのである


 今年から留学生を受け入れているのである。ミカエルと言うのは外国人機士の第一号だ


 他にも30人ほど留学生がいるらしい

 オブジェクトをかぶっていたから全くわからなかったけど


 正直、気にしなさすぎてただけでクラスメイトにも4人いた。ミカエルもその一人で日本が大好きらしい


 クラスにレースのトップ3が集まっていた


 そして何故か突っかかってきた

 「なぜ君は、レースに参加していない?」

 …えっ?教室で机に倒れていると声をかけられた。金髪のイケメンに


 「えっ?いや?何が?」

 本当に訳がわからなかった

 「君はあの吹っ飛んだギアに乗っていたパイロットだろ?なぜ君は、ランクインしていない?」


 …あぁ、順調に走ってた30機のうちの1機として俺を見ていたらしい。まさかレース拒否させられたなんて言えないし…ここはあの手で行こうじゃないか


 「そうなんだ、吹っ飛んでたの見てた?調子に乗ってたら気分が悪くなっちゃって、やりたかったけど辞退したんだ…」


 これが一番じゃない?

 「フム、そうか。悪かった、君が一番速かったのにどうしてランクインしていないか気になったのだ」


 この金髪イケメンは言葉が微妙に変だが真面目らしい


 「吹っ飛んだのは大丈夫か?」

 気遣ってくれてる…ウッ…心苦しい…


 「ウン、気にかけてくれてありがとう。えっ…と」

 金髪イケメンが真面目に誰か分からん


 「すまなかった、僕はミカエル・スミスと申します。ミカエルで良いよ、始めましてだねソウキ」

 手を差し出され握手する


 「こちらこそ…よろしくミッ…ミカエル」

 ヤバイ…イケメンで性格いいとか反則だろ


 この金髪イケメンことミカエル

 俺と同じくらいの『ギアバカ』だったらしい


 話が合い過ぎて困る

 そして白熱

 「俺は関節(ジョイント)が大事だと思うんだよ」

 「だが、フレームが…」


 そしてミカエルが折れた

 「そうか…それが君のヒミツか」

 ハッ!つい言っちまった

 戦略的にあまり言わない方がいいと言われている

 「僕はオルニウムをフレームに使いきってしまったからな…悔しい」


 若干ホッとした、戦ったら強いんだろうな


 昼に解放された

 「お~イケメンに解放されたか~」

 相変わらずの空

 「…おう、アイツはギアバカだったわ」

 「蒼騎に言わせるとは…」

 まさかの陸の追撃、二人も実はギアバカだ。切磋琢磨出来る良い親友に恵まれてて感謝だ


 そう考えるとミカエルは寂しいのかもしれない。故郷を離れてるし、ましてや外国生活だ。

 俺と話せて楽しかったのかな?


 良いヤツとは友達になりたい。もっと話してみよう、と言うわけで

 「お~ミカエル、一緒に行こうぜ」

 「ソウキ!行こう!おっと彼を紹介するよ、僕のパートナーでグラムだ」

 パートナーは大人しそうだ

 「グラム・レグルスです。グラムで構いません。彼がお騒がせしてすみません…」

 なんだ…世話役?っぽいぞ、すごく苦労人ぽい気配が…


 二人は幼馴染みらしい日本が好きでロボット好きで機士学校は天国だと言ってた


 そんなミカエルが忠告してくれた

 「一人、気を付けた方がいいヤツがいる。真っ黒なギアに乗ったヤツだ」

 …俺か?

 「チガウヨ、ソウキじゃない。ソウキのギアは黒っぽいだけ。ガルム・グレゴリオっていう人だよ」

 

 焦ったミカエルは面白けど

 ガルムってヤツは留学生だから仲良くなりたいと思ったけど、プライドが高くて話したら傲慢だった。アイツキライ


 ちょっと笑ったけど、全員を見下してるらしい。危ないヤツには近づかない方が良いだろう

 「ありがとうミカエル、君も気を付けてくれよ」


 途中で別れた


 そんなヤツいるんだな…まさかな

 一瞬かすめたが多分違うだろう


 今日もギアに乗れます!

 歩くのだけでもメッチャ楽しかったな~

 「今日もガンバろう!」

 「ガンバりましょう!」

 このはとハイタッチだ


 ギアが地上に出ると倉庫だった

 「今日はアームを使ってみましょう、握り潰さずに持てる物を見極めて移動させてくださいね」


 物を持つと自動的に置く場所が表示されるらしい…早速ヤったヤツがいる

 「重すぎると、あんな風に倒れます。軽いものは、あんな風に握りつぶします」


 今日は俺じゃなかったぜ!

 前の走るのはご指名だったがアレだけ吹っ飛んでも安全ですよってことだったんだろうな

 あのクラッシュは恐怖をあおるだけだと思うけど


 さっきぶっ倒れたヤツが持とうとした物をチャレンジしてみる…

 うん、これは無理だわ

 もっとカスタマイズしないと持てないわ

 「教官、すみません。コレが持ち上がらないです」

 「わかりました、コレは私が移動させますね」

 ヒョイと移動させた


 …いや、コツあるっぽいな

 もう一個、似たようなヤツを持ち上げ…

 上がった!と思った瞬間に前に倒れていく

 ドッーン

 

 ぶっ倒れて思うけど。やっぱりカスタマイズしないと持てないわ

 っていうか結構、物を移動させてから思ったけど


 コレ…倉庫の掃除させてるだけだよね!?


 潰しても何も言われなかったし

 何て言うか、持てる重さも何となく分かったし。意味が無かったわけでもなかったかな



読んでいただきありがとうございました

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