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マニギアード~ゼロの機士~  作者: 白峰 黒夜
1章 オリエンテーション編
2/61

0 機士への一歩

戦闘

焦り

失敗

 森に紛れ、敵が待ち構える

 自分の機体を操り一撃で行動不能にするために隠れて機を伺う

 

 接近戦用の剣と迷彩の大盾、相手の装備は不明

 状況と周囲の把握、他に五体の敵機がいる。相手はこちらに気づいていない。

 強行突破…いや、盾の強度も無限ではない。完全に後ろを向くのを待つ

 

 「今だ」

 

 盾を構え走り出す、相手は一瞬気づくのが遅い。攻撃は決まった。

 片足に一撃。倒れる所に肘を切り、念のための肩を切り落とす。そして行動の要である頭を潰すと青く染まる。倒れた敵機の沈黙

「危なかったな…」

 この機体は銃器を装備していた。強行突破したら銃撃され盾が使えなくなっていただろう

 

 敵機から素早く離れる。今ので感づいた敵がいるかもしれない。

「さっさと離れないと」

 隠れると盾を構えてゆっくり移動する。やはり二体の機体が聞き付けたようで鉢合わせ戦闘になる

 パニックになっているのだろう二体はうまく戦えていない。好機

 

 一体がまさか背を向けて逃げ出すとは思わなかった。敵を追い始めた。

 あの機体は、そう思っただろう

 

 俺も思ったから

 

 一度戦闘にあったせいか冷静になっていた、いや極度の緊張か?安堵からか?

 両方だろう、さっきより上手く戦える。そんな自信がある

 

 一気に攻め込む

 両膝を両断し、両肩から首へ剣の連撃、確実に仕留める。止まっている暇はない、崩れ落ちる敵機の更に前方の逃走中の機体を追撃。

 レーダーを確認し近寄る機体がないか確認する、手早く三機目を仕留める

 やはり派手に動きすぎた

 

 残りの二機ともこちらに迫ってきている。戦闘を回避して離脱が出来ない、近い方へ強襲をかける。

 

 機動力をいかして腰から上を両断できた。残りは一機、少し迂回して戻り仕留める

 

 森ではレーダーが反応しにくい、そこをいかして一点突破する

 いた

 ここで最初のようの隠れて機を伺う

 

 後ろを向いた瞬間に飛び出す

 仕留めた

 敵機の首へ剣が近づく

 「いっけぇぇぇ!」

 仰け反った状態で停止する敵機。剣が首へ届く手前で止まっていた。

 

 カッコよく止めた?違う

 「すみません、故障して動きません」

 敗戦宣言だ、情けない…

 

 会場から笑いと喝采が聞こえてきた

 『これにて模擬戦を終了します。機体の整備は万全に、設定に注意してください』

 終了のアナウンス、後半は明らかに俺への言葉だろう。ちょっとだけパワー上げすぎた反省反省…

 

 俺が倒した機体が起き上がってくる

 終わるまで動けなくなっていただけだ

実際に切り落としたわけではない

  

 試合結果、撃破数4、獲得ポイント3000+800(一機につき200ポイント)

 

 ポイントランキング、No.1

 学年機士ランキング、最下位

 

 プラスマイナス『ゼロ』

 

 すごい戦闘技術を持ちながら、負けまくるヤツ

 

 イチより上、でも何も無い

 

 畏怖と侮蔑を込めた二つ名がついた

 

 機士になった、ギアに乗り模擬戦に至るまでを思いだす

 

 

 

この話はタイトルの意味を知るために必要と思い急遽差し込んだものです

一気に書いて足りないものが見えてくる


続けて読んでいただけたら幸いです

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