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マニギアード~ゼロの機士~  作者: 白峰 黒夜
1章 オリエンテーション編
10/61

7 生き延びる大切さ

人としての限界を知る

限界を引き上げるためならどんな事でもする

装備は基本です


 紫苑姉さんと博士にお礼を言い作戦室に戻ると次の場所へ移動となった

 

 教えてもらった通り身体測定と採血と装備の調整が次のオリエンテーションだ

 採血は健康診断も含めたもので装備に必要なデータも3Dスキャナーで身体情報を登録しておく

 ギアに乗り込む時は身体の保護と補助を目的とした装備をする。

 

 それでも怪我をする時はあるので、更なる保険として血液を使い医療用ナノマシンで細胞から治療する。限界を越えたら流石に治療不可だが傷口を再生するので生存率が上がる

 

 今着ているこの制服も実戦に耐えうる物だ。

 更に今から生体電気に反応する筋繊維で作られたアンダーウェアが配布されるのでスキャンが終わり次第、制服の下に着る

 

 制服の下にアンダーウェアが基本的な正装となるようだ。このアンダーウェアは武術での戦闘訓練にも使用される。

 制服よりしなやかで肌触りも良いが、やっぱり防弾、防刃付きだった

 

 プロテクターはこの段階ではまだ分からないがいずれ見る事になるだろう

 「ではアンダーウェアを配布しますのでお好きな色を四枚と迷彩を一枚選んでください」

 

 ズラッと色彩が豊かに並べられた

 赤、青、黄、緑、紫、ピンク、黒、白、灰、茶、オレンジ、カーキ、迷彩(サンド、スノー、ジャングル)…

 

 バリエーション有りすぎる!

 それぞれの色には明るい色と暗い色があった。青と黒を二枚ずつ、迷彩はどれを選んでも良いらしくスノーを選んだ

 

 そんなにカラフルな必要はないと思ったから二色だけにした。後にも購入できるらしいし

 

 選び終わると整列してランプが消える毎にスキャン室に入る。

 入ると鍵をかけて全裸でスキャンされ、アンダーウェアを着る。

 グッと力を入れると生体電気に反応してウェア自体が膨らんで筋力が上がる。

 不思議だが想像以上に面白い

 

 アンダーウェアの上に制服を着ると更に分かった事があった。

 自動的に制服のサイズが少し変わったのだ。若干きつい…

 恐らくアンダーウェアが身体情報を読み取って自動で最適化した

 

 やりすぎじゃない?最新鋭にも程がある

 次の部屋で採血をする。注射器に溜まっていく赤い血液。この血液からナノマシンを作るのもそうだけど常識が変わっていく

 

 人じゃなくなっていくみたいだな

 

 このは も俺と同時に終わったようで出てきた。更に気づく事があった。

 このはの制服が体型に合っている。つまり胸や線が強調されているのだ

 恥ずかしそうにしているので目を逸らすが他の女子陣が顔を赤くしている

 

 うん、男には天国。と思ったが調節時に体に合い過ぎると言う事らしく少し時間が経つと若干緩むそうだ。残念です…

 

 冗談はさておき

 このは が俺を壁にしている。若干服が緩んだようで、さっきよりは浮き出ていない。とは言っても訓練等の動きが阻害されるような物ではない、体を伸ばすと最適化され制服が延びきる。

 

 空と陸がジト目で見てくる

 「なっ何その目は?」

 思わずうろたえてしまった…

 「いや~仲がよろしいようで羨ましいなってな?陸さんや?」

 「えぇ本当に仲良き事は素晴らしいですねぇ?空さんや」

 

水戸黄門かお前らは

 俺をイジリに来ただけだったので、喋って時間を潰す

 血を抜いたので今日はこれで終わりでゆっくり休憩するのが初めての任務と言うことだ

 

 思ったより疲れていたようで食事を済ませ風呂から上がると、すぐに眠りに落ちた。



読んでいただきありがとうございました

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