プロローグ
はじまり
助けて
そう思った
変化が起きる時は、いつも突然だ。皮肉な話だけれど、運命的な出会いであった。
友達と遊んだ帰り道、空に音が響き渡る。空を見上げると三つの飛行機雲が後ろへと延びる、それが飛行機によって作り出された物でないことは、後になって分かった
閃光、爆発音、衝撃波
住んでいる街にミサイルが撃ち込まれたのである。平和な日本に何故?
隣国の情勢が不安定になり暴走した結果、侵略行為を始めたのである。核ミサイルでなかった事が救いであったが、燃え盛る街中から海一面に敵国の戦艦が見えた。
後に敵は侵略行為を後悔すると知らずに…
街は壊れ火の海、逃げ場などない
子供ながら戦争と理解した、テレビで見る戦争は自分とは関係なく遠い出来事のように見て戦争ごっこをして遊んだ。でも現実はすぐそばにあった。
阿鼻叫喚の街並み、助けてくれる親もいない、怪我をした友達の傍にいるだけで精一杯だった。小学生にも満たない子供に出来る事なんて何も無かった。絶望と言って良かったと思う。
その時、戦艦から一筋の光りが飛んでくる。迫りくるミサイルが狙っているのはここだった。友達の隣で目を瞑った
運命が変わった
ミサイルの爆発音が遠くで聞こえたが何も起きなかった、突然現れた壁が守ってくれたのだ。奇跡としか言えなかった。後ろから風を感じ、振り向くと大きな天使がいた
「大丈夫、守ってあげる」そう言われた気がした。天使から人が降りて救助され、極限の緊張と安心感からか意識は途絶えた。
後に銀色の魔女と呼ばれる人型の兵器はたった一機で全ての戦艦を沈め、圧倒的な力の差を見せつけ、日本はここから変わった。
救助された少年は運命に巻き込まれる
最後まで読んでいただき、ありがとうございました
初投稿なので至らない点は多々あると思いますが楽しんでいただけたら幸いです
改めて、ありがとうございました