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女神に誘われ異世界へ  作者: 新垣すぎ太(sugi)
第4章 ドワーフの戦士
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04.10 大族長エルッキ・タハヴォ 後編

 シメオンとアミィを見送った後、シノブ達は改めてヴォーリ連合国の状況を聞く。

 ヴォーリ連合国が成立して500年以上経つ。連合国の成立後、竜が活動期に入ったのは今回を含めて三回ほどだそうだ。


「今まではどうしていたんですか?」


 シノブが問うた相手はイヴァールの父、大族長エルッキだ。彼は戦士としても優れているらしく、イヴァールと同じく隆々たる筋肉の持ち主である。


「これほど岩猿が溢れたことは、今までなかったようだ。だから、これまでは街道にも危険はなかった。……竜は活動期に入っても人は襲わない。狩猟や鉱山に行く者達も、竜を怒らせなければ襲われないのだ」


 エルッキは重々しい声で語っていく。

 広大な竜の狩場だが、活動期以外は竜は姿を現さない。そのため普段は、ドワーフ達の狩猟の場となっている。また良質の鉱山も多く、あちこちで鉱石の採掘も行っている。

 しかも長老達によれば、活動期に入っても竜が人を襲うことはないという。

 これまでの活動期も、ドワーフ達は山に入って狩猟や鉱石の採掘をしている。だが竜は人に近寄ることもなく、攻撃しない限り何の関心も示さないらしい。


「前回の活動期から今回まで間があったからな。岩猿達が増えすぎたのではないか?」


 イヴァールも疑問を(いだ)いているようだが、自身の推測を口にした。

 岩猿は非常に硬い皮膚を持ち、天敵となるものはほとんどいない。彼らを狩るものは、竜以外ではドワーフの戦士くらいだ。


「いずれにしても、竜の狩場があるかぎり岩猿達は押し寄せてくる。竜が作った狩場から逃れようと、やってくるのだ」


「他の魔獣は襲ってこないのですか?」


 説明を続けるエルッキに、シャルロットが不思議そうな顔で問いかけた。

 シノブも同じ疑問を(いだ)いていた。イヴァールは他の獣も沢山いると言っていたからだ。


「一旦狩場が作られたら、普通の魔獣達は竜の魔力で狩場から出られぬのだ。だが岩猿達、特に巨大で年を経たものは抜け出せるらしい」


 エルッキは苦々しげな顔でシャルロットに答えた。


「おかげで街道には次から次へと岩猿がやってくるのだ。

狩場の東側のセランネ街道と北側のヴェスタ街道は、標高が低くて山の幸も多い。そういう場所に村が作られ道が繋がっていったのだから、当然なのだが。

そのせいで逃げ出した岩猿にとって絶好の避難場所となったわけだ」


 父に続いてイヴァールも不機嫌そうな低い声で岩猿達が集まる事情を話す。


「岩猿達は頭が良いからな。狩場に近づいたり戻ったりすることはない。竜の魔力が続く限り、このまま居座るだろう」


 エルッキがそう締めくくったとき、数人のドワーフが集会場に入ってきた。


「大族長! イヴァールが人族を連れてきたそうだが、本当か!」


 イヴァールと同年齢か若干年上に見える、黒い髪と髭の戦士らしき男がエルッキに詰め寄ってくる。

 足早にエルッキに迫ってくる戦士は、イヴァールに匹敵するほど体格が良い。若いようだが髭には飾り紐も付けているので、高位の戦士だと思われる。


「レンニ! 大族長の前だぞ! 控えろ!」


 イヴァールが激しい声で叱咤する。

 しかし乱入してきた戦士は聞こえなかったように無視すると、エルッキの前へと突き進む。


「儂はともかく、客人の前で無礼であろう。我がセランネの戦士は、いつからそんな礼儀知らずとなったのだ?」


 エルッキも口調こそ平静なままだが、厳しい表情でレンニと呼ばれた戦士を見つめる。

 さすがに大族長の鋭い視線にたじろいだのか、ドワーフの戦士レンニはエルッキの数歩前で足を止めた。


「大族長、息子の不躾(ぶしつけ)な態度は謝罪しよう。だが人族に竜退治を任せるとは我らアハマスの名折れ。我らの力で解決すべきではないのか?」


 レンニの後ろから歩み寄る、中年らしいドワーフの男がエルッキに呼びかける。

 三つ編みにした髪や髭には、エルッキほどではないが綺麗な飾り紐をつけている。それにイヴァールやエルッキに劣らぬ、見事な肉体の持ち主だ。

 既に現役を退(しりぞ)いたようだが、若い頃は勇猛な戦士だったと思わせる風格である。


「ヴィルホよ。我らドワーフでは大空を飛ぶ竜とは戦えん。

村々の被害も大きく、交易が再開されなければ北の支族達も困窮しよう。もはや、我々だけの問題ではないのだ」


 エルッキは諭すような口調で、ヴィルホと呼んだドワーフに語りかける。


「飛んでいる竜と戦えればよいのだろう! マウヌが山でも持ち運びできる大型弩砲(バリスタ)を作ったぞ!」


 レンニという戦士が、再びエルッキに言い返す。

 そしてレンニは仲間の一人を前に押し出した。進み出たのは、髪と髭を質素な紐で無造作に縛った職人風の男だ。


「マウヌ……それは本当か?」


「本当だ、大族長。(オーク)をミスリルで補強して強度を上げつつ軽さも保ったのだ。分解すれば5人で持ち運びできる」


 訝しげな顔のエルッキに、マウヌというドワーフが答える。相当の自信があるようで、マウヌの声に揺らぎはない。


「竜が来てから組み立てるのか? 間に合うものか!」


「そこは考えてある! 5分……いや、3分あれば組み上げられるぞ!」


 イヴァールが不審を示すと、マウヌは大声で叫び返す。自慢の作品に不信感を(いだ)かれるのは、職人にとって我慢ならぬことだろう。


「マウヌ達は、この短期間に4台の大型弩砲(バリスタ)を作ってくれた。大族長……彼らの苦労に報いるためにも、まずは我らが戦うべきではないか?」


 中年のドワーフ、ヴィルホはエルッキを説得するように話しかける。


「……しかし、ぐずぐずしていたら冬に入ってしまう。ヴィルホ殿、のんびりとしているわけにはいかないのだ」


 イヴァールが憤然とした表情ではあるが、年上のヴィルホに敬意を表したのか彼にしては丁寧な口調で意見した。


「戦士長殿はずいぶんと弱気だな! 人族の手を借りようとする軟弱者は、とっとと引退した方が良いのではないか!?」


 ドワーフの戦士レンニは、(あざけ)るような様子で叫ぶ。どうもレンニは、イヴァールを怒らせたいようだ。


「俺のことはどうでもいい。問題は竜を倒せるかどうかだ」


 イヴァールは感情を抑えた口調で言い返す。おそらく彼は、レンニの思惑を充分承知しているのだろう。


「レンニよ。それではお主らとイヴァール達、それぞれ山狩りをすれば良いだろう」


「大族長! 感謝する!」


 エルッキが割って入り、取り成した。するとレンニは大きく顔を綻ばせ、喜びの声を上げる。


「だがレンニ。竜との戦いは命がけだぞ。ヴィルホもわかっておろうな?」


 エルッキは族長に相応しい鋭い声で、レンニとその父ヴィルホに警告する。

 大勢の命が懸かっているのだ。細心の注意を払えというエルッキの言葉は当然だろう。


「当然だ! ドワーフの戦士たる者、戦いで命を落としても文句を言うものか!」


「儂の息子を馬鹿にするな! レンニ達は自分の責任くらいとれるぞ!」


 エルッキの言葉に、レンニとヴィルホは口々に反論する。どうやらレンニ達には、エルッキの心は通じなかったようだ。


「……そこまで言うのなら引き止めはせん。お主達に大地の神テッラの加護があるよう祈っておる」


 エルッキはレンニに許可を出すと、ドワーフが特に信仰する大地と金属の神の名を口にして目を閉じた。


「イヴァールよ! 竜退治をした者が戦士長にふさわしいと思うがどうだ? 軟弱者のお前より、ドワーフの誇りを忘れない俺のほうが適任だと思うがな!」


 エルッキの言葉を得て喜色満面のレンニは、イヴァールに戦士長の座を賭けようと提案した。

 おそらくレンニの目的は、これなのだろう。最初から、勝ったら譲れと言うつもりだったに違いない。


「功績があれば当然その座に就けるだろう。勝手にしろ」


 イヴァールは無造作に返答する。どうやらイヴァールに、地位への(こだわ)りはないようだ。


「その言葉、忘れるなよ……。マウヌ! タネリ! 行くぞ!」


 レンニは憎々しげに言い捨てると、仲間達と帰っていった。

 自身が望んでやまない戦士長の座を、イヴァールは気にしていない。それが一層、レンニの怒りを掻き立てたのだろうか。


「……失礼な人達ですね~」


 呆気(あっけ)にとられた顔でミレーユが呟いた。突然来て言いたいことを言って立ち去ったレンニ達に驚いたのだろう、彼女の青い目は大きく見開かれている。


「エルッキ殿。彼らは大丈夫なのですか?」


 アリエルは、レンニ達の周囲が見えていないかのような有様に、不安を(いだ)いたようだ。彼女は大きく首を傾げ、明るい栗色の髪がサラリと揺れる。


「レンニはイヴァールを目の(かたき)にしているのだ。自分が戦士長に相応しいと思っていたようだが、イヴァールに負けてその座を逃してな。

奴は儂がイヴァールを贔屓(ひいき)していると言っているようだが……」


「親父よ。だから戦士長は譲ると言ったではないか。確かに試しでは俺が勝ったが、マウヌ達が協力しているように奴には人望もある」


 エルッキが苦い顔をしながら応じると、イヴァールは負けず劣らずの苦渋を滲ませつつ意見する。

 やはりイヴァールは、戦士長に固執していないようだ。あるいは誰もが納得する実績を積み上げてからと思っているのだろうか。


「イヴァールよ。掟に従って選ばれた戦士長だ。何を恥じることがあるか」


 エルッキは息子を勇気づけるように優しく語りかける。

 イヴァールは父が大族長で祖父が元族長である。掟に従って正当に就任した座でも、血筋で得たと(ひが)む者がいるのだろう。

 若手のイヴァールが人心を掌握するには、今しばらくの時間が必要なのだ。シノブは歯がゆく思いつつも、彼なら必ず成し遂げると口出しを控える。


「……ともかく、俺達も明日に備えて休もう! シノブよ、今夜は俺の家で歓待するぞ!」


「歓待してくれるのは嬉しいが、天井が低いのは困るな」


 先ほどまでのやり取りを振り切るかのように、イヴァールは明るく笑いかけた。そこでシノブも彼の気持ちを()み取って、おどけたような言葉を返す。


「心配するな! 親父も爺様も族長だ。人族の客にも備えておるわ! さあ、行くぞ!」


 イヴァールは、シノブの肩を叩きながら自宅へと促した。そして一同は、先ほどの寒々しさが嘘のように楽しく語らいつつ歩んでいった。



 ◆ ◆ ◆ ◆



 イヴァールの家で、彼の家族の心づくしの料理を味わったシノブ達。

 赤紫色のカブのようなものをはじめ、いくつかの野菜と肉を煮込んだ料理はとても温かく、寒い北国を旅してきたシノブ達には何よりの御馳走だった。

 カブの色が出ているのか真っ赤なスープは、色とは違い意外にあっさりして食べやすい。一日馬上で寒い思いをしたシノブは、思わずお代わりをしてしまったほどである。


 シノブ達は、温かい料理を食べた後、そのまま食卓でイヴァールの家族と歓談した。

 イヴァールの家の椅子は人族を招くためか、座面の高さが調節できるようになっていた。食卓も同様に高さの調整が可能である。

 そのためシノブ達も食事しやすかったが、ドワーフ達が椅子に飛び乗っていたのがシノブには微笑ましく、笑いを(こら)えるのに苦労した。


「大魔術師って初めて見たわ!」


 シノブのすぐ側で、小柄なドワーフの少女が感動したような声を上げている。彼女はイヴァールの妹アウネだ。

 アウネは兄達と同じく、濃い茶色の目に同じ色の髪、浅黒い色の肌をしている。アミィよりも10cmは背が低そうだが、手足は太く力強そうだ。

 ドワーフの女性は男性とは違って種族的な特徴はそれほど強くない。そのためアウネも、かなりがっしりした体格だが人族にいてもおかしくはない程度だ。また、手足の長さも人族とあまり違いはない。


「いや、ただの魔術師だから」


 面映ゆく感じたシノブは照れ笑いを浮かべながら、アウネに言葉を返す。

 イヴァールによれば彼女は12歳であり、その年齢のドワーフとしては平均的な身長だが、シノブよりは50cm近く背が低い。

 そのため椅子に座ったシノブより立ったままのアウネのほうが頭の位置が低く、彼女は顔を少し上に向けている。


「シノブ。人族の国と違って、あまり謙遜しないほうがいいぞ。我らは率直な物言いを好むからな」


 イヴァールがベルレアン伯爵領から持ってきたブランデーを飲みながらシノブに忠告する。


「そうか。ありがとう」


 シノブは、イヴァールに初めて会ったとき、彼があまり良い顔をしなかったのは、そういう理由だったのか、と思い至った。シノブやアミィの当たり障りのない挨拶は、彼らドワーフの流儀ではなかったのだ。


「アウネさん、シノブ様は凄い魔術師ですよ。竜なんかすぐに退治してくれますからね」


 アミィは、狐耳をピンと立てながらアウネに笑いかけた。


「お願いします! でも、それなら兄さんも行かなくていいんじゃない?」


「イヴァールかい? 心配かもしれないけどイヴァールには案内してもらわないとね」


 シノブは、兄を心配したらしいアウネの言葉を微笑ましく感じながら、彼女に答える。


「ごめんなさい! イヴァール兄さんじゃなくてパヴァーリ兄さんのことなの」


 アウネは、そういうと若いドワーフのほうを振り向いた。


「イヴァール兄さんは戦士長だけど、パヴァーリ兄さんはまだ戦士になったばかりじゃない……」


 彼女が心配そうに見つめる先には、イヴァールの弟パヴァーリがいる。

 パヴァーリは17歳。兄同様の黒い髪と髭を長く伸ばし、シノブにはそんな若さだとは思えなかった。

 だが、ドワーフは髭も12歳くらいから生え、14歳になるころには腰のあたりまで伸びるらしい。

 人族や獣人族よりも髪や髭の伸びる速度が速いようで、体格も含め、成人前には大人並みになるという。


「パヴァーリ。お前、レンニ達と行くのか?」


 イヴァールが、野太い声で弟に問いかける。その声には、微かに心配げな色が含まれていた。


「ああ。レンニは嫌いだが、手柄を立てる機会だからな。明日は早いから休ませてもらう」


 パヴァーリは言葉少なに返答すると、居間から自室へと引き上げていった。


「イヴァール。察してやれ。若い連中にとっては証を立てる良い機会なのだ。

パヴァーリもお前のような立派な戦士を目指しておる。だが、それゆえに焦りがちなのだ。

……客人の方々も、すみませんでしたな。若気の至りゆえ許していただきたい」


 弟を追いかけようとするイヴァールを、彼の祖父タハヴォが制止した。

 タハヴォはグラスを置きシノブ達に軽く頭を下げる。

 黒い目に白い髪と髭のタハヴォは、族長を退いた後も長老衆の一人としてアハマス族の運営に関わっている。長老衆として血気盛んな若者を心配しているのだろう、心配そうに眉を(ひそ)めていた。


「レンニの件、わざわざ招いておきながら(まこと)に申し訳ない。

だが父の言うとおり、世間知らずや頑固者への配慮も必要なのだ」


 エルッキもブランデーを入れたグラスを置くと、苦々しげな口調で言う。


「気にしないでください。自分達で解決したいという彼らの気持ちもわかります。

早く解決できたほうが良いのだから、我々以外にも竜退治に参加する者がいて困ることはありません」


 シノブは、イヴァールの祖父と父に向かって言う。


「そうです。若者が焦るのはよくあることです。

私が知っている女騎士も、成人するかしないかのころ、やたら尖がっていたものでした。

一度など『勝負しないのか!』と凄まれたこともあります」


 シメオンが、訳知り顔でエルッキ達に言う。


「シメオン殿! 私はそんなことを言っていないぞ!」


 真っ赤になったシャルロットが、シメオンに向かって振り向くと抗議した。

 振り向いた勢いで、降ろしたプラチナブロンドが勢い良く揺れる。緩くウェーブを描く長い髪に明かりが反射して綺麗だが、本人はそれどころではないようだ。


「誰もシャルロット様だと言ってはいませんが。何か思い当たることがありましたか?」


 シメオンはいつもの表情が読めない顔でシャルロットの抗議を受け流す。


「まあまあ、娘さんをからかうものではありませんよ。

お義父様もあなたも、お土産のお酒がおいしいからって飲みすぎですよ。

もうそろそろ控えないと、明日に差し支えるでしょう」


 エルッキの妻、ティーナが夫と義父にお開きにするよう言う。

 アウネと同じ、濃い茶色の目と髪の力強くも優しそうな女性である。

 身長もアウネより少し大きいくらいで、母親のような落ち着いた様子と子供のような背丈が、シノブには不釣り合いに思えた。


「ティーナよ。儂はこのぐらいでは全然酔わんぞ。こんな旨い酒、中途半端に飲んでは可哀想だ」


 タハヴォはそう言うと、グラスの中のブランデーを一気に(あお)った。

 彼らは普段、麦芽を原料にした蒸留酒、つまりウィスキーを飲んでいるらしい。だが今日は皆、イヴァールが持ち帰ったブランデーを飲んでいる。


「お前様は大丈夫でも、お客様に差し支えるだろ! ぐずぐずしていると、明日から酒を飲ませないよ!」


 イヴァールの祖母ヨンナが、夫に向かって叫んだ。

 ティーナと同様に小柄な彼女だが、後ろで三つ編みにした白髪を振り立てるかのように怒る姿は、中々の貫録である。


「ヨンナ、それは無いだろう! ……残念だが今日はお開きだ。山の神が怒っては酒盛りもできんわい!」


 タハヴォは妻ヨンナの剣幕に、慌てて散会を宣言した。

 こちらでも自分の妻を『山の神』というのか。そのことを面白く感じたシノブは、知らず知らずのうちに微笑みを浮かべていた。


お読みいただき、ありがとうございます。


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