復活!!超マシン
「あー、そんな奴いたな。」
ゴルタウラスの返した質問は的外れな物であり全員が脱力した。
バグラー、ゴーレムンの世界の防衛には失敗した物のついにマシン製作に必要な金属が揃った。
これでついにマシン製作に取りかかれるはずだった・・・・しかし肝心なガルビースト世界のマシン職人を知らなかったのだ。
「おいおい、最悪だっての。」
「そんなこと言われてもな。」
全員の冷めた視線が党首ゴルタウラスを指す。
「思い出した!!」
その大声に驚く。
「どこですか?」
「確か山奥の小屋に爺さんが住んでいてな。わしも昔作ってもらったもんだ。」
するとアーウィンが艦長席についた。
「どうしたの?」
メイが静かに尋ねる。
するとアーウィンは明るい表情で答える。
「どっちにしろ今はいくしかないよね。」
その言葉を聞くと全員が配置についた。
しかし、その顔は先ほどと比べ明るさが見えていた。
ついに見え始めた希望に皆が光を取り戻し始めていた。
五分ほど経つとガルビーストの大都市から少し離れた山奥に着く。
そこには小さな湖があり隣には小さな鍛冶小屋のような物がポツンと立っていた。
「見えたぜ。」
「全員、着陸するぞ。」
着陸をさせて小屋に向かう。
小屋の外見はボロボロに見えたが近づいてみるとそうでもない。
「ごめんください。」
ドアを開くと誰かが巨大な暖炉の前で誰かが座って本を読んでいる。
部屋に入る城介とゴルタウラス。
「爺さん?ゴッベル爺さん?」
「死んでんじゃねえのこの爺さん。」
「どこぞのガキは失礼じゃのう。
すると老人はゆっくりと振り向いた。
巨大に曲がった角、ヨボヨボの顔、曲がった腰、白い山羊の老人がそこにはいた。
「あなたが・・・伝説の職人、ゴッベル・ド・シーカー。」
「その様子じゃと急ぎのようだな。最近は外も騒がしくて大迷惑じゃよ。」
すると華音が金属を手渡した。
「ホホォ、Xメタルじゃな、こんな純正で大きいのは久々じゃのう。」
「爺さん、急いで頼むぜ。」
すると老人はゆっくり立ち上がって歩き出した。
「わしはこれじゃから誰か手伝ってくれ。」
すると城介、大介、華音が後に続いて行った。
「間に合ってくれ・・・・。」
ジャミライア前線基地
司令室に集結する兵士たち。
そこに現れるハワード。
「ついに奴らにXメタルが渡った。ついに決戦の時が近いぞ。」
兵士たちが己の闘争心を上げるかのように吠え出す。
その掛け声は部屋の壁を揺らすほどであった。
「いくぞ、完成を阻止しろ。」
ミレニアンから飛び立つ無数の戦艦。
それがガルビーストへと進撃を始めた。
「はてさてどうなるかお楽しみだね。」
同じ頃ガルビースト
ギャラクシアのブリッジで一人待機しているアーウィン。
一人まったりとコーヒーを楽しんでいた。
モニターには懸命に製作を続けるゴッベルたちがいた。
ウトウト仕掛けたその時、警報が鳴り響く。
「アーウィンだ、どうした。」
「艦長、ミレニアンからジャミライア艦隊がこちらに飛び立ったようです。」
アーウィンは急いで外に出る。
するとすでに上空には無数のサラマンデスがあった。
「くそっ、みんな集まってくれ。」
すると全員がすぐに集まってきた。
「みんな、完成状況は?」
「後少しじゃ。」
「くそっ、みんな無事なワイドブレイカーのパーツを分けてくれ。」
するとアーウィンは全員から集めたパーツを組み立てて行く。
継ぎ接ぎだらけのようなみすぼらしいマシンができた。
「これで時間を稼ぐ、頼んだよ。」
そう言ってアーウィンは街へ向かう。
街はすでに占領されつつあり人々が逃げ惑っていた。
「待つんだ、僕が相手だ。」
アーウィンは人々を襲う兵士を相手に戦い出した。
30分後
次から次と襲い来る敵と戦うアーウィンであったがついに体力も限界が見え始める。
疲れて倒れこむアーウィンの目の前、炎の中から誰かが歩いてきた。
黒い鎧、黒いマント、間違いない・・・ハワードだ。
「お疲れのようだね。」
「黙れ・・・。」
じっと睨みつけるアーウィン。
その瞳はまさに野獣のようであった。
「悲しいねぇ、そんな風に見なくてもいいじゃないか。」
するとアーウィンはよろよろと立ち上がる。
まるで生まれたての子鹿のようにフラフラしながらワイドブレイカーを構える。
「フハハハハハハハ!!そんな体で僕とやりあうって言うのかい?」
アーウィンは黙ったまま深く頷いた。
その真っ直ぐな瞳は彼の覚悟を表す。
「よかろうGoブレイク!!」
「・・・・・・。」
アーウィンは正確に弾を当てて行く。
しかしハワードはまるであざ笑うかのように当たる直前に軽々とよけて行く。
「おやおや?さっきまでの威勢はどうしたんだい?」
半笑しながら挑発するハワード。
その自身は彼のテクニックに現れていた。
やはり強すぎる、一対一でも勝てるか定かではないのに今はこの寄せ集めのオンボロマシン・・・・、状況は絶望的であった。
「当てる気がないならこっちからいくよ!!」
ハワードがついに攻撃を始めた。
その弾がマシンをかする、その勢いでマシンは半壊した。
「くそっ!!」
「やっぱり君には無理なんだよ・・・、ここまでよくがんばったね。」
ハワードが構える、目の前にあるのは半壊したマシン。
「バイバイ・・・・。」
バンッ!!
真っ直ぐに向かう閃光、もうダメかと思い目をつむるアーウィン・・・・・その時!!
カキィィィン!!
「えっ・・・・・。」
「なんだとぉ!!」
弾が弾かれた。
遠くを見る、そこに大介が立っていた。
「またせたな。アーウィン!!」
その手で紅蓮に輝く見覚えのない赤いマシン。
「これがおれの新たな相棒、アトミックイフリーダス!!
受け取れえええええええええ!!」
アーウィンは投げられたマシンを受け取った。
「まさか・・・・・。」
「そうだ・・・・俺の相棒・・・・・、
ライジングガルーダだああああ!!」
続く




