予兆〜プロローグ〜
始めて小説を書きました。
絶対に面白くするんで見てください!?まだプロローグですが……。
「さぁ始めましょう」
誰もいない校舎、普通は入れない屋上に一人の青年はいた。
「楽しみですねぇ、次は誰になるやら」
青年は一人ごとをつぶやきながら、夜の街を見下ろしている。
「推測 次の適任者ここの生徒の確率80%」
少女は言った、主である青年に向かって
「へぇ、なかなか高確率じゃないか 名前は?」
「……」
「へぇ、いい名前だな」
青年は手を空にかざした、どこからともなく現れた無数の文字が円を描き彼を中心に展開する。
「さぁ、今より始まりを告げる、新たなる時代のな」
その言葉と共に円を描いていた文字が一つの光となって飛び去る。
「さぁ、頑張ってくれよ? この街の未来、いや、この私の未来は君にかかってるのだからね」
青年は告げる、光の中に存在する彼女に向かって……。
その時、この街にすむ少年、
坂井義人は悪夢から目覚めた。
「はぁ…はぁ…」
とんでもない夢だ。殺される夢、違うな……、殺す夢だ。
「俺が……俺を?」
夢だったと気付くまでに時間がかかった。
それほどリアルで残酷な夢だったから。
「夢かよ……」
心底安心した、なにせ自分が自分を殺す夢だったから。
「胸くそわりぃな」
そうして、義人は人生最悪の朝を人生最高の体調不良と共に目覚めた。
人生最高の日だとも知らずに……