育児と書いてたたかいと読む
マーリンさんと海斗が退院してから、毎日がめちゃくちゃだ。
海斗に四六時中振り回され、日々げっそりしていくマーリンさん。
仕事で家のことができず、ただマーリンさんが食べたいものを帰りに買ってくることしかできない父。
で、私は何ができるか…そう考えて数日が経った…。
家に帰ると、海斗がまた泣いていた。
トイレから死にそうな声で、もうちょっと待っててぇ…と言うマーリンさんの声が聞こえる。
私はとりあえずマーリンさんに帰ったことを伝え、オムツが汚れたのかを確認した。
おしっこをしたようだったので、見よう見まねでオムツを交換した。
オムツを交換すると海斗は泣き止み、少ししてマーリンさんがトイレから出てくると、ありがとうと言いながら私を抱きしめてきた。
それから、私はできるだけ海斗のお世話をした。
家事はからきし出来なかったので、それくらいしかマーリンさんの手助けにななれることがなかった。
でも、マーリンさんはいつも、ありがとう、助かったって言ってくれる。
父親も、帰ってきてマーリンさんからその事を聞くと、すごく褒めてくれた。
自己肯定感が少し上がった。
元母親は、私が何をしても褒めてはくれず、やらなかった時に目くじらを立てて怒ってきた。
だから私は自己肯定感がとても低かったと思う。
でも、マーリンさんは何でも褒めてくれるし、父親もマーリンさんと一緒になってから笑顔が増えた。
そして海斗が可愛いから毎日幸せである。
だから毎日学校から帰ってきてから大変だったけど、辛いとかはなかった。
一番辛かったのは母親のマーリンさんだろうし。




